65歳以上の高齢者人口が過去最高に
[2016/9/20 00:00]
総務省は、9月19日の「敬老の日」に合わせて、65歳以上の高齢者に関するデータを公開しました。
この記事では、高齢者の人口について見ていきます。
なお、国際的な比較のため、ここでは65歳以上を「高齢者」と定義しています。
高齢者人口は3,461万人
2016年の日本の高齢者人口は過去最高の3,461万人でした。
総人口は、2015年の1億2,710万人から、1億2,695万人へと減りましたが、高齢者人口は73万人も増えています。
また、高齢者のうち、男性は1,499万人、女性は1,962万人で、女性が多くなっています。
なお、これらの数字は平成27年国勢調査の人口速報集計を基に、その後の出生/死亡者数から算出されています。
高齢者の割合は過去最高
総人口に対する高齢者の割合は「27.3%」でした。
高齢者の割合も、1950年の調査以降ずっと上昇が続いており、過去最高です。
性別で見ると、男性の高齢者比率は24.3%、女性は30.1%でした。女性の高齢者率が30%を越えたのは、これが初めてです。
なお、日本の27.3%という高齢者の割合は、主要国で一番高い数字です。
また、最も高齢化の進行が早い国でもあります。
これらのデータを見ると、改めて日本の高齢化の進み方の激しさが実感されます。