50代以上のシニア婚活で「本気で恋愛したことがある」人が49%もいる

[2016/10/13 00:00]

婚活支援サービスのパートナーエージェントが、「シニア婚活」に関するアンケート調査の結果を公開しています。

このアンケートは、事前に実施したスクリーニング調査で「結婚(入籍)相手が欲しい」「事実婚・同棲相手が欲しい」と回答した50~69歳の未婚男女200名が対象で、リアルなシニア婚活の姿がうかがえる結果となっています。

相手は欲しいが「特に活動していない」人が多い

まず、『あなたは「結婚(入籍)相手」「事実婚・同棲相手」を探すため、どのような活動をしていますか』と質問をしています。

なんと、最も多い回答は「特に活動していない」でした。実に、72%に達しています。

積極的な活動としては、「友人から紹介してもらっている」「インターネットのSNSで出会いを求めている」が多く、ともに8.5%でした。

回答者はシニア世代ですが、インターネットで行われたアンケートなので、SNSも使いこなしているようです。

婚活の内容 (n=200) 出典:パートナーエージェント

半分の人は「本気で恋愛したことがある」

では、実際に婚活をしている人を対象に、『あなたは「結婚(入籍)相手」「事実婚・同棲相手」を探していて、どのような経験をしたことがありますか』と聞きました。

この質問では、いくつかの項目が用意され、「非常に当てはまる」「やや当てはまる」などの5段階で回答しています。

程度の差はあれ「当てはまる」という回答が一番多かったのは「本気で恋愛したことがある」でした。

48.9%と、ほぼ半数の人が、「当てはまる」としています。

次に「なかなか相手に巡り会えず疲れてしまったことがある」も、46.5%の人が「当てはまる」としています。

一方で、「相手が見つからなくても、このまま続けていたいと感じたことがある」や「寂しさを紛らせることができた」など、婚活を楽しんでいる様子もうかがえます。

婚活中の経験 (n=56) 出典:パートナーエージェント

結婚への懸念は「自分の健康状態」

シニア婚活中に本気で恋愛したことがあっても、そこから結婚までには、いろいろ考えなければならない点があります。

『「結婚(入籍)相手」「事実婚・同棲相手」を探す上で、どのような点が懸念事項になると思いますか』と質問しています。

一番多かったのは、「自分の健康面の不安」でした。回答者の半数以上が、自分の健康状態を気にしています。

次に、「どちらかが住み慣れた土地を離れることへの不安」も41.1%と多くなっています。

シニアには、お互いに住み慣れた環境がありますから、どちらかがそこを離れる決心をするには勇気がいります。

また、「相手の健康面の不安」や「相手の家族からの反対」など、相手側についても考えて置かなければならないことがあります。

婚活の懸念材料 (n=56) 出典:パートナーエージェント

これまでの人生があるのでハードルは高い

アンケート結果を見ると、「一人では寂しい」「パートナーが欲しい」と思っても、そこから実際に婚活を始めるには高いハードルがあることがわかりました。

また、恋愛状態になっても、そこから結婚や同棲にたどり着くためには、さらに高いハードルがあります。

シニアの場合、これまでの人生で積み上げて来た人生があるため、生活を共にするという決断は重いものになります。

実際に「婚活」を始める際には、婚活の結果として自分が何を求めているのか、よく考えておきましょう。

[シニアガイド編集部]