「身内が行なう空き家・留守宅の維持管理 20のポイント」

[2016/10/13 00:00]

管理業者による空き家管理のポイント

空き家管理業者の「空き家ガーディアンズ」が「身内が行なう空き家・留守宅の維持管理 20のポイント」を公開しています。

これは、空き家を適正に管理するうえで必要と思われる作業を分かりやすくまとめたもので、空き家を相続した人や管理を任された人自身が休日を利用して行なうことができる適正管理を具体的に解説した内容になっています。

「空き家ガーディアンズ」は、エステートプロモーション北九州が運営する空き家管理のフランチャイズシステムで、実際の管理体験から得た知識だけに、リアリティのある内容となっています。

各項目の詳細は、「空き家ガーディアンズ」のサイトで公開されていますので、リンク先を参照してください。

しかし、20個の項目を見るだけでも、空き家管理には手間がかかることが想像できます。

  1. 空き家管理の目的の確認
  2. 空き家への訪問頻度・訪問者の確認
  3. 屋外に置いている家財
  4. 門扉の施錠
  5. 植木・植栽・生垣
  6. 雨戸や窓の戸締り
  7. 水道と電気
  8. 冷蔵庫
  9. 湿気対策
  10. 家財の処分
  11. 火災保険の確認・加入
  12. ご近所とのお付き合い
  13. 屋外からの状況確認
  14. 郵便受けの確認
  15. 屋内の状況確認と換気
  16. 通水作業
  17. 室内清掃
  18. 前面道路の清掃
  19. 草刈と植木の剪定
  20. 帰宅準備
通路の草刈りも空き家管理作業の1つ

早めに対応しないと負担が大きくなる

親の自宅を相続したなどの理由で、空き家を所有していると、管理の手間だけではなく、固定資産税などの負担もばかになりません。

また、「空家等対策の推進に関する特別措置法」の施行以降、全国の各自治体では空き家の活用や除却等に関する事業・制度がスタートし、放置された状態になっていると強制的に家屋が撤去されて、費用が請求されることもあります。

空き家をとりまく環境は、これからますます厳しさを増すことが予想されます。

空き家を相続した場合は、「自分で住む」「売却する」「賃貸に出す」などの対応をできるだけ早めに決断しましょう。

家の外観や庭の確認も欠かせない
[シニアガイド編集部]