海外旅行中のトラブル遭遇率は14.8%。「病気やケガ」と「荷物関係」が二大原因

[2016/10/15 00:00]

海外旅行中のトラブルは7人に1人が遭う

保険ショップ『保険クリニック』は、「海外旅行先でのトラブル」についてのアンケート結果を公開しています。

Web調査ですが、20歳~60歳の10,000人が回答しています。

10,000人の回答者のうち、「海外旅行に行ったことがある」のは、6,481人でした。

そのうち、海外旅行中にトラブルに遭った人は958人でした。

海外旅行に行って、トラブルに遭遇する率は「14.8%」でした。

だいたい7人に1人という割合です。

旅行中にトラブルに遭った人は14.8%

海外旅行のトラブルは医療と荷物が原因

海外旅行中のトラブルを、多い順に挙げてみましょう。

  • 病気やケガで通院した 112人
  • 荷物の破損 105人
  • 荷物の盗難 76人
  • 航空機が遅延や欠航した 73人
  • 荷物の到着が遅れたり、届かなかったりした 49人
  • 病気やケガで入院した 42人
  • 持病が悪化して入院または通院した 20人
  • 急な歯の痛みで治療した 14人
  • お店の商品を壊してしまった 11人
  • 病気やケガで入院して、家族が旅行先に駆けつけた 10人

原因としては、病気やケガと、荷物関係が多いようです。

荷物の紛失については避けようがありませんが、医療費については備えることができます。持病がある場合や、旅行に行く前に体調に不安があるときは、旅行保険に加入することをお勧めします。

なお、このアンケートでは、海外旅行保険に加入している率は72.4%でした。

意外と多くの人が海外旅行保険に加入している

トラブル対応でかかったお金は最大50万円

旅行保険に入っていないと、海外旅行中のトラブルに自費で対応することになります。

旅行保険に未加入だった人が支払った金額の平均は「55,958円」でした。中には「50万円」という例もあります。

海外旅行中に、病気やケガで通院や入院をすると全額自己負担なので金額が大きくなりがちです。

なお、旅行保険に加入していた場合の保険金は、平均で「32,161円」、最大で「100万円」でした。

旅行保険でありがたいのは「日本語での相談窓口」

海外旅行保険に付随しているサービスでは、「24時間日本語サービス」が便利だったという人が多くなっています。

トラブルに遭って困っているときに、日本語で相談できることのありがたさは共感できます。

便利だったサービスの上位5つを挙げておきましょう。

  • 24時間日本語サービス 187人
  • 病院にかかる際の病院紹介、手配、通訳等のサービス 87人
  • スーツケース修理、回収お届けサービス 58人
  • キャッシュレス、メディカルサービス 56人
  • パスポートの紛失等、トラブル時の相談サービス 46人

クレジットカード付属の保険は条項を確認しておこう

余談ですが、海外旅行保険の話をすると、「クレジットカードに付属している旅行保険があるから、単体の旅行保険には入らない」という人がいます。

しかし、カード付属の保険では「そのクレジットカードで旅行代金を支払っていないと、旅行保険が有効にならない」という例が意外と多いので、注意が必要です。

クレジットカードの旅行保険を当てにする場合は、その旅行で保険が有効かどうかを確認しておきましょう。

[シニアガイド編集部]