好きな鍋は「寄せ鍋」と「すきやき」。鍋の素を使うのは「キムチ鍋」
情報インフラ運営会社のプラネットが、「鍋料理に関する意識調査」の結果を発表しています。
年代や性別による好みの違いが表れており、面白い調査結果となっています。
好きな鍋は「寄せ鍋」と「すきやき」
はじめに「あなたが好きな鍋料理を教えてください」と尋ねています。
1位は「寄せ鍋」53.8%、2位「すきやき」52.8%で、この2つは50%を越えています。
3位は「しゃぶしゃぶ」、4位は「水炊き」で、だしを使ったあっさり系の鍋が上位に入っています。
男女別で見ると、男性は「すきやき」「湯豆腐」「ふぐ鍋」「あんこう鍋」などを好む傾向があります。女性は「キムチ鍋」「豆乳鍋」を好みます。
年代別では、60代と70代以上では、「寄せ鍋」「すきやき」「しゃぶしゃぶ」「水炊き」「湯豆腐」などの和風の鍋が好まれます。
「キムチ鍋」「豆乳鍋」「トマト鍋」などの新しい鍋は若い層に人気がありますが、年代が上がるにつれて比率が低くなっていきます。
半数以上の人が「鍋の素」を使っている
「自宅で鍋料理を作る際、『鍋の素』を使いますか。使う人は頻度も教えてください」と聞いています。
「鍋の素」は、液状の製品が普及しており、これと具を用意するだけで、簡単に鍋料理ができます。
最も多かったのが「ほぼ毎回」で32.2%でした。「2~3回に1回程度」の18.6%と合わせると、「鍋の素をよく使う」人は半数を越えています。
一方、「鍋の素は使用していない」人も28.4%いて、2位に入っています。
年代別に見ると、若い層ほど「鍋の素」を使う傾向があります。
鍋の素を使うのは「寄せ鍋」と「キムチ鍋」
また、「あなたが『鍋の素』で作る鍋料理を教えてください」と聞いています。
1位は「寄せ鍋」、2位は「キムチ鍋」、3位は「ちゃんこ鍋」でした。
好きな鍋料理の順位と見比べると、「キムチ鍋」「豆乳鍋」「トマト鍋」「カレー鍋」など、比較的新しいタイプの鍋では「鍋の素」を使う傾向があります。
この傾向は、これらの新しい鍋を好む若い層が「鍋の素」をよく使う影響なのか、新しい味なので鍋の素を基準にして作っているのか、興味深いところです。
最後の締めは「うどん」と「ごはん」
「あなたが好きな鍋料理の締めに入れる食材を教えてください」と聞いています。
「締め」は、鍋の具が少なくなってから入れる、食べごたえのある食材です。
1位は「うどん」で、2位は「ごはん」でした。うどんを入れる人と、ごはんを入れて雑炊(ぞうすい)やおじやにする人がいるようです。
「うどん」は「四国」で、「ごはん」は「近畿」で多くなっています。