47.7%の人は鍵を掛けずに出かけることがある
自宅のカギについてのアンケート
住関連サービス会社のLIXIL(リクシル)が、自宅の施錠(せじょう)実態についてのアンケート結果を公開しています。
これは、東京/大阪/愛知の20代から60代の主婦1,500人を対象にしたもので、「カギを掛けないで外出する時間」など聞いています。地域による防犯意識の違いなど興味深い結果がでています。
半分近くの人はカギを掛けないことがある
「外出時にカギを掛けますか」という質問に、「必ず施錠する」人は52.3%でした。
半数近くの47.7%の人は「施錠しないことがある」と答えています。
5分以内ならカギを掛けない人が多い
鍵を掛けないで出かけることがあると答えた715人を対象に、「どの程度の外出であれば無施錠で出かけるか」と聞いています。
「近所のゴミ捨て場まで(5分以内程度)」が最も多く、「近くのコンビニまで(10分以内程度)」、「スーパーでのお買い物まで(30分以内程度)」が続きます。
さらに、「1泊以上の外出でもカギを掛けない」が4.1%、「まったくカギを掛けない」という人が6.2%もいます。
「カギを掛けない理由」は「すぐ戻ってくるつもりだから」
「カギを掛けない理由」を聞くと、「すぐ戻ってくるつもりだから」という理由が多くなっています。
2位以下は、「これまで空き巣等の犯罪に巻き込まれたことがないから」、「安全な地域に住んでいると思うから」、「鍵をかけるのが面倒だから」が続きます。
また、「その他」の個別回答では、「高層階なので心配していない」と高層階を理由にしたり、「換気をしたいから」、「柵があるから」などの意見が寄せられました。
「カギを掛けずに出かける時間」は、大阪が一番長い
東京、大阪、愛知の3エリアで、「カギを掛けずに出かける時間」を比べると、愛知が一番短く、大阪が一番長くなっています。
大阪では「まったく施錠しない」人も多く、10%を越えています。
いずれも大都市圏で、侵入による窃盗犯罪が多い地域ですが、防犯意識には差があることがわかります。
ちょっと面倒でもカギは掛けましょう
このアンケートでは、「普段、防犯対策として行なっていること」も聞いています。
そして、一番多い回答は、「施錠の確認をおこなう」でした。
つまり、頭ではカギを掛けることの重要さが分かっていても、近所に出かけるときはついカギを掛けずに済ませてしまうようです。
ちょっと面倒に感じても、防犯のために、出かける時は必ずカギを掛けるようにしましょう。