浴槽に入るのは「寒い時」と「疲れている時」。お湯に浸かりながらするのは「考え事」

[2016/10/27 00:00]

お風呂の入り方と浴室に関するアンケート

住宅設備メーカーのリンナイが「入浴習慣」についてのアンケート結果を公開しています。

このアンケートは、全国の20~70代の男女960人を対象に、インターネット経由で行なわれました。

年代や地域によって、入浴の方法や浴室の様子が異なっていることが分かる面白い調査結果となっています。図版はリンナイの提供によるものです。

77%の人は毎日入浴している

「あなたは平均して、週に何回くらい入浴をしていますか」という質問に、77%の人が「毎日」と答えています。

「ほとんど入らない」人は0%ですが、「週に1回」という人が1%います。

週に何回お風呂に入るか

60代は浴槽を使い、20代はシャワーのみが主流

「1週間のうちで『浴槽を使う入浴』と『シャワーだけを使う入浴』の頻度をそれぞれ教えてください」という質問では、世代によって大きな差が出ています。

毎日お風呂に入る人のうち、60代では51%が『浴槽を使う入浴』をしており、20代の41%は『シャワーだけを使う入浴』をしています。

30代から40代あたりを境にして、入浴方法が大きく異なっていることがわかります。

年齢が高いほど浴槽を使う傾向がある

シャワーやかけ湯をしないで浴槽に入る人は15%

「あなたはシャワーやかけ湯をせず、直接浴槽に入ることがありますか」には、15%の人が「ある」と回答しています。

世代別に見ると、20代で30%と高く、入浴前に洗面器やシャワーでお湯を体にかける「かけ湯」の習慣が無い人が多いようです。

直接、浴槽に入ることがある人は15%

「シャワーやかけ湯の際、まず体のどの部位からしますか」では肩からが29%、頭からが20%でした。

安全性の面から見ると、シャワーやかけ湯は体の末端から始めるのが良いとされていますが、その知識は浸透していないようです。

シャワーやかけ湯で、最初にお湯をかけるところ

浴槽を使う入浴は「寒いとき」

「あなたはどんな日に浴槽に入ることが多いですか」という質問では、「寒い時」が多く44%でした。

2位以下は「いつでも」「疲れているとき」「ゆっくりしたいとき」が続きます。

寒さや疲れを忘れてリラックスしたいときに、体全体が温まる浴槽での入浴をしたいと思う人が多いようです。

リラックスしたいときに浴槽に入る人が多い

浴槽の中でするのは「考え事」

「ふだん、浴槽に入っている間に何を行なっていますか」という質問では、「考え事をしている」人が54%と群を抜いて多くなっています。

2位と3位に「マッサージをする」と「ストレッチ・運動をする」が入っており、体を動かす人が多いようです。「歌う」という人も6%いました。

浴槽でしていること。スマホや携帯電話を使う人も4.1%いる

お湯の温度は「42度」が多い

「浴槽入浴を行なう方に伺います。ご自宅の浴槽について、冬場のお湯の温度を教えてください。給湯器の温度設定がある場合、その温度をお答えください」と、浴槽のお湯の温度を聞いています。

一番多いのは「42度」で、「41度」と「40度」が続きます。

中には、「35度」という低温や「46度以上」という熱い設定の人もいます。

年代別では、年齢が高いほど、お湯の温度が高い傾向があります。

地域別では、「東北」や「北海道」など寒い地方では熱い湯を好む人が多く、「九州」など暖かい地方では少なくなっています。

お湯の温度は年代や地域によって大きく異なる

お風呂場が「寒い」人が69%もいる

「ご自宅の浴室について、冬場の室温を教えてください」という質問には、「寒い」と「やや寒い」が69%もいました。

地域別にみると、寒い地域である「北海道」地方は「寒い」という人が少なく、「九州地方」が多くなっています。

北海道は、浴室に房設備がある人が32%と多く、寒さ対策が行き届いているためでしょう。

北海道、東北、四国は浴室暖房の設置率が高い

快適で安全な入浴を行なうための「五箇条」

アンケートを行なったリンナイの求めに応じて、東京都市大学人間科学部教授の早坂信哉氏が、快適で安全な入浴を行なうための「五箇条」を作成しています。

これからの寒い季節、この五箇条を参考にして、入浴を楽しみましょう。

快適安全入浴の五箇条

  • 脱衣室・浴室は事前に20度以上に温めておきましょう。
  • お湯の温度は40度以下にしましょう。
  • 手足の先から順にかけ湯をしましょう。
  • 飲酒後、食後すぐ、深夜のお風呂は避けましょう。
  • お風呂の前後にコップ1~2杯の水を飲みましょう。
[シニアガイド編集部]