「平成28年鳥取県中部地震」の地震保険の保険金は「27億円」

[2016/11/20 00:00]

鳥取県中部地震の地震保険金は27億円

日本損害保険協会は、2016年10月21日に発生した「平成28年鳥取県中部地震」について、11月14日時点の地震保険の保険金の支払金額などを公開しました。

地震保険の支払件数は「3,526件」、支払われた保険金は「27億9,040万円」となりました。

支払件数1件当たりの保険金は、約79万円となります。

支払先は、鳥取県内が3,349件、岡山県が65件、その他が112件でした。

平成28年鳥取県中部地震は、10月21日14時7分頃に発生したマグニチュード6.6の地震で、鳥取県中部の倉吉市、湯梨浜町、北栄町で「震度6弱」が観測されました。

熊本地震の保険金は3,621億円

また、今年4月に起きた「平成28年熊本地震」の地震保険の保険金の支払いも、さらに進んでいます。

9月30日時点での支払件数は「236,067件」、支払われた保険金が「3,621億円」です。

熊本地震で支払われた地震保険の保険金は、過去最大だった東日本大震災の「1兆2,654億円」に続く歴代2位で、被害の大きさがうかがわれます。

なお、地震保険では、1度の地震で支払う保険料の総額が「7兆円」までは、保険金の支払いが保障されています。7兆円を超えた場合でも、一定の比率で割り引かれて支払われます。

末筆ではございますが、今年起きた2つの大きな地震に被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

過去の地震による高額保険金支払事例 出典:日本損害保険協会
[シニアガイド編集部]