50代から上の世代はスマホで動画を見ない
メディアリサーチデータを提供する「スイッチ・メディア・ラボ」が「テレビ・動画視聴に関するアンケート」の結果を公開しています。
対象は、関東一都六県の1,236サンプルで、性別年代別にサンプル数の割付を行なっています。
グラフの出典も、スイッチ・メディア・ラボです。
動画を見るために使用するのは、パソコンとスマホ
オンライン動画(有料・無料を問わない)をどのくらいみているか、デバイス別にその視聴頻度をたずねたところ、「週1日以上視聴(合計)」している人は、パソコンで41%、スマートフォン(スマホ)で30%でした。
そのうち、「ほぼ毎日」視聴しているヘビーユーザーは、パソコンで19%、スマホでは13%でした。
年代が若いほどスマホの利用率が高い
オンライン動画のデバイス別視聴頻度を性・年代で集計したところ、オンライン動画をスマホで「ほぼ毎日」視聴していると回答した割合は、10代男性では46%、10代女性で42%と、10代では4割を越えています。
また、興味深いのは、使用機器別の年齢分布です。
パソコンの場合、「10代」から「60代以上」まで、20%~30%の範囲であまり差がなく分布しています。
しかし、スマホは、「10代」と「20代」ではパソコン以上に使用されているのに対し、「30代」と「40代」ではパソコンの方が良く使われるようになり、「50代」と「60代以上」では、スマホを使う人が少なくなります。
つまり、動画視聴にスマホを使うかどうかは、年代ごとの差が大きい習慣なのです。
この傾向は、「ほぼ毎日視聴する」ヘビーユーザーだけではなく、「週1回以上視聴する」ライトなユーザーでも変わりません。
10代のライトユーザーが、スマホで動画を見る率は、男性は74%、女性は66%とさらに高くなっており、当たり前の習慣になっていることがわかります。
一方、50代を超えると、スマホでの視聴は10%台となり、60代以上の女性では8.7%に留まります。
誰かに、オンライン動画を使うサービスを紹介する際は、相手の年代によって紹介する機器を変える配慮が必要といえるでしょう。