「喪中はがき」は、12月15日までに

[2016/12/1 00:00]
喪中はがきの例

メモリアルアートの大野屋が、「喪中はがき」のマナーについての情報を公開しています。

「喪中はがき」は、家族や親戚が亡くなった場合に、毎年年賀状をやりとりしている方々に対して、喪中のため年賀状を控えることを知らせる挨拶状です。

喪の期間は、一般的には命日の1年後である一周忌までとされています。

喪中はがきは、遅くとも郵便局が年賀状の受付を始める12月15日までには、先方に届くようにしましょう。

以下、Q&A形式にて、喪中はがきのマナーを解説します。

喪中はがきに書くべきことと書いてはいけないこと

「喪中はがきに書くべきこと、書いてはいけないことにはどんなものがありますか」

誰の喪に服しているのかを明確にし、生前の感謝の意を記します。

よく、年賀状だけやり取りしていた方へ、喪中はがきで転居や出産など近況のお知らせを入れたいというご相談があります。しかし、喪中はがきは訃報を伝える手紙ですから、それ以上の知らせは必要ありません。転居のお知らせなどの近況報告は書かないのが基本です。

特に結婚や出産などの御祝い事の報告は避けましょう。喪中はがきとは別に「寒中見舞い」などにして出すのがマナーです。

相手も喪中だった場合

「喪中はがきを出そうとしたら、相手方からも喪中はがきが届きました。こちらからの案内は控えるべきでしょうか」

喪中はがきが先に届いてしまったので、「自分も喪中」と出していいものかどうか迷われる方は多くいらっしゃいます。

その場合は、こちらからもお送りして問題ありません。

先方へのお悔やみの言葉を一筆添えてもよろしいかと思います。

喪中はがきに書く年齢は数え年が基本

「故人の年齢は、数え年で記載するものでしょうか」

どちらでも構いません。喪主様のご判断になります。

ただ、数え年で書かれている事が多いようです。(生まれて1歳、暦年が変わると1歳)

また、葬儀の際にお出しになった「会葬御礼」や「位牌の年齢」に合わせても良いでしょう。

喪中はがきには、専用の切手もある

「喪中はがきに使用する切手やはがきはどんなものを選んだらよいでしょうか」

喪中はがきには、無地や地味な柄のはがきを使用します。

切手は郵便局の窓口で専用のものを購入するのがよいでしょう。

枚数が多い場合は通常のはがきを用いても構いませんが、訃報のご挨拶の代わりとして喪中はがきを使用するため、基本的には一枚一枚丁寧に専用の切手を貼りましょう。

喪中はがき専用の「弔事用52円普通切手」。悲しみを表す白い花をモチーフに、落ち着いた色合いでまとめた上、仏花に限定されないよう、あえてデザイン的な表現にされています。

「香典辞退」と書いて良いか

「香典や供物辞退の一文を入れるべきでしょうか」

マナー面から考えると、香典や供物辞退の一文を入れるべきではありません。

ただし、相手との関係性によって相互に事情を理解しあっている場合は記載してもかまわないと言えるでしょう。

その際には、「亡き父の生前の意思により」などといった文言を入れるなど配慮が必要です。

年賀状を出した後に身内の不幸があった場合

「既に年賀状を出したあとに、身内に不幸があった場合どうしたらよいでしょうか」

暮れの時期に不幸があった場合、年賀状を受け取った側はその事情を酌んであげるのが常識的な振る舞いです。

そのため、年賀状を出したあとにご不幸があったとしても気になさる必要はありません。

また、たとえば12月中旬に急なご不幸があったとしても、慌てて喪中はがきを準備する必要はないでしょう。

喪中はがきを出す範囲

「葬儀に参列した人にも喪中はがきを出すものでしょうか」

喪中ハガキは「年始のご挨拶を遠慮します」という挨拶状なので基本は普段年賀状をやり取りしている相手全員に出します。
こちらは「葬儀に参列してくださったからお分かりでしょう」と思っていても、お葬式から時間が経っていると、参列した人でもついうっかり年賀状を出してしまう、といったことがあります。

ただし親戚同士は、お互いに事情が良くわかっている場合は省略することも多くあります。

メールで代用しても良いか

「喪中のお知らせをメールで出しても良い」

メールで新年のあいさつをすることは若い世代を中心に広がっています。

受け取る方が特に親しいご友人で、普段から年始の挨拶をメールで行う仲であれば、メールでのあいさつもご理解いただけるかもしれませんが、やはり現状はきちんとはがきで出したほうが丁寧であることは間違いありません。

しかし、年賀状もかつては直接訪ねて年始回りをしていたものが簡略化したものと言われています。いずれは喪中のあいさつもメールでということも考えられるかも知れません。

[シニアガイド編集部]