たとえ5,000万円あっても、専業主婦の老後への不安は止まらない
[2016/12/21 00:00]
SBI証券が専業主婦を対象にした「老後のお金に関する調査」の結果を公開しています。
20代から40代の専業主婦、各年代150名の計450名を対象にしたインターネット調査です。
グラフはSBI証券のデータを基に編集部が作成しました。
9割近くの主婦が老後のお金が不安を感じている
「あなたは老後のお金について、不安を感じますか」という質問に、「不安を感じる」は54%と半数以上に上りました。
さらに、「やや不安に感じる」の34%を加えると、約9割の人が老後のお金に不安を感じています。
老後資金は、いくらあっても不安が解消できない
「老後の貯蓄はいくらぐらいあると安心だと思いますか」という質問で、一番多い回答は「いくらでも安心できない」でした。
回答者は31%ですから、全体の3分の1近くになります。
2位も「5,000万円以上」という上限のない回答なので、実際にはいくらお金があっても老後の不安は解消できないことが分かります。
「いくらでも安心できない」と「5,000万円以上」を足すと、全体の45%に達しており、専業主婦の老後資金への不安の強さがうかがえます。
一番の準備は「貯蓄」
「老後のお金の不安に対してどのような準備をしていますか」という質問に、一番多い回答は「貯蓄」でした。
2位は「生活費の節約」、3位「現在特に準備はしていない」、4位「保険」でした。
「投資/運用」や「副業」を挙げる人は少数派でした。
投資をしてみたい人は約4割
「あなたの老後のための資産運用に関して当てはまるものをお答えください」と、資産運用に対する態度を聞いています。
一番多い回答は「関心はあるがやってみたいとは思わない」でした。
2位は「簡単にできるのであればやってみたい」で、ほぼ1位と並んでいます。
投資についての態度は「やってみたいと思わない」人が約6割、「やってみたい」人が約4割でした。