「どんなお葬式なんだろう」と、思わず見てしまう葬儀事例ランキング

[2016/12/25 00:00]

葬儀社のアーバンフューネスコーポレーションが、自社サイト「葬儀ガイド」の葬儀事例ランキングを公開しています。

「葬儀ガイド」は、葬儀の総額や場所、故人の人柄などの条件などで検索できるWebサイトで、実際の葬儀事例も多数掲載されています。

今回のランキングは、これまで掲載された529の葬儀事例から、読まれた回数が多い順に選抜されました。

ここでは、アーバンフューネスコーポレーションの提供による写真と解説で、10位までを掲載しています。

定型的な葬儀とは異なった、その人にふさわしい特別な葬儀を考えて居る方にために、参考となるランキングです。

1位「安らかな眠りへ」

 故人様は、母として、妻として、いつもご家族様に優しくおだやかに接し、何よりもご家族様との時間を大切にされた方でした。

 ご家族様は、お母様に「お疲れ様でした。ゆっくり休んでね」というお気持ちを込めて、祭壇はお姫様のベッドのようにピンクのお花を、祭壇裏にはベッドの天蓋をイメージしたピンクのチュールを用意されました。

2位「時の欠片」

 故人のお父様は、お仕事と同じくらい競馬に打ち込んでいらっしゃいました。お母様やご長女様、ご次女様も、お父様と一緒に競馬を見に行かれたそうです。ご家族様にとって競馬場は、思い出の地。

 だからこそ、ご家族様が、お父様のために選ばれた祭壇は、競馬場をデザインした花祭壇でした。

3位「伝える想いは…」

 大正生まれの故人様。周りの方への感謝と、心配りを忘れないおばあ様でした。お別れの時、ご長男様は、「本当によく長生きしてくれた」と花束とともに感謝状をお柩に納められました。

 ご葬儀の後、ご長男様は奥様にも花束を贈られました。「これまで母さんを介護してくれてありがとう」という、感謝の想いとともに。

4位「想い出Mountain(満点)!!」

 長野県に生まれ育った故人様は、晩年まで登山を楽しまれていました。

 ご家族様は、お母様を見送るため、花祭壇の背景に大好きな山の写真を大きく引き伸ばしたボード、祭壇のお花も山をイメージしたデザインを選ばれました。

 お別れの場は、まるでお母様が愛した信州の山々が広がっているようでした。

5位「おばあちゃんの『おもてなし』」

 70年、茶道一筋の人生を歩まれた方が旅立たれました。故人様のお人柄もあり、たくさんのお弟子様に慕われ、中には故人様に会うために茶道を始められた方も。

 「母ならきっと、皆様にお茶を振る舞ったはず」とご長女様は、式場で野点をイメージしたお茶会を開かれました。

6位「父=笑顔・楽しく」

 お父様のご趣味は、水墨画とカラオケでした。特に水墨画は、お気に入りのものは掛け軸にされて、所望される方がいれば贈られていたそうです。

 ご家族様は、参列された皆様にも作品をご覧になっていただきたいと、一番のお気に入りをライトアップして、花祭壇の背景にお飾りになりました。

7位「最後のありがとう!」

 お仕事でお忙しい中、奥様に代わってご長女様を育て上げられた故人様。ご長女様は、結婚された後もお父様が寂しくないようにと、ご主人様と3人で一つ屋根の下でお暮しになりました。

 「ありがとう」の想いを込めて。最期のお別れの時、ご長女様からお父様へ、白いカーネーションを贈られました。

8位「空に想いを込めて」

 乗り物が好きだった故人様。鉄道や飛行機を見に、お孫様とよく出掛けられたそうです。好きが高じて、晩年にはラジコンのヘリコプターを楽しまれたほど。

 ご葬儀では、趣味のお仲間と思い出話に花が咲くようにと、ご家族様は故人様の愛機を式場に飾られました。

9位「愛のキセキを辿って」

 最愛の奥様とお別れをしたご主人様は、奥様の故郷・韓国から参列されるご親族に、日本で過ごした日々を知っていただきたいと、思い出を振り返るエンディングムービーを依頼されました。

 スクリーンに映るご夫婦の仲睦まじいお姿が、ご親族の胸に刻み込まれました。

10位「勲章」

 「日本を守る」という決意のもと、警察官への道を歩まれた故人様。職務に励まれたお父様のことを、息子様は誇らしく思われていました。

 生前のご活躍を参列された皆様にも知っていただくために、たくさんの勲章や賞状を式場に展示された息子様。お柩には、息子様からの感謝状が納められました。

[シニアガイド編集部]