2016年の出生数が100万人を切り、1年で33万人も人口が減った
[2016/12/27 00:00]
【お知らせ】この記事は、2017年6月3日にデータを更新しました。
年間の出生数が100万人を切る
厚労省が公開した「平成28年人口動態統計月報年計(概数)」によって、今年の日本の出生数が100万人を切ったことがわかりました。
日本の人口減少の傾向が改めて明らかとなっています。
この調査によれば、2016年の出生数は「976,979」人で、昨年から28,698人減少しました。
出生数が100万人を切ったのは、明治32年(1899年)に近代的な人口統計が開始されてから初めてのことです。
また、出生数が一番多かった昭和24年(1949年)の269万人に比べると、半分以下になっています。
年間の死亡数は130万人を超える
一方で、死亡数は「1,307,765」人となり、初めて130万人を超えました。
過去をたどっても、戦後最小となっています。
1年間で30万人以上も減っている
出生数から死亡数を引いた「自然増減数」は「330,786」人のマイナスでした。つまり、1年間で30万人以上も人口が減ったことになります。
これは、過去最大の減少幅です。
婚姻数と離婚数も減少
人口増加と関連する婚姻数は「620,523」組で、戦後最小でした。
また、離婚数は「216,805」組でした。こちらも昨年より減少しています。
結婚する人も、離婚する人も、少なくなっていることがわかります。