「高熱を下げるために額を冷やす」や「有酸素運動は20分以上続けないと意味がない」は正しい健康知識か

[2016/12/28 00:00]

2017年から始まる「日本健康マスター検定」を主催する一般社団法人 日本健康生活推進協会が、「日本人の健康リテラシー」についての調査結果を公開しています。

全国の20歳から60歳の男女、1万人を対象としたアンケートでは、常識とされている健康知識について、意外な結果が出ています。

2択問題でも、半数以上の人が間違った回答をする健康知識

「健康常識」に関する問題では、○か×かの2択で回答を求めています。

13問の質問のうち、ほとんどは70%以上の人が正解でした。

しかし、「高熱を下げるために額を冷やす」と「有酸素運動は20分以上続けないと意味がない」については、正解の×と答えた人が50%を切っており、半分以上の人が間違った知識をもっていました。

また、「毎日8時間の睡眠が健康に適している」も、正解の×と答えた人は51%に留まっています。

健康常識問題(全13問・正誤二択) 出典:日本健康生活推進協会

日本健康生活推進協会では、『かつて“常識”と思われていた俗説を問う設問については、2択問題にもかかわらず半分以上の人が間違えるという結果が出ました。(中略)WEB上にメディカル・ヘルスケア領域を扱うキュレーションメディアも増えているなか、いい加減な情報は身のリスクにもつながりかねません。正しい知識を選び、活用できるための健康リテラシーの習得がいま、日本全体にとって喫緊の課題である、と当協会は考えています』とコメントしています。

[シニアガイド編集部]