日本で一番人口が多い世代は「65~69歳」
[2017/1/24 00:00]
総務省統計局が、今年(2017年)1月1日時点の日本の人口推計を発表しています。
この数字は概算値で、確定値ではありませんが、おおまかな動向を把握することができます。
ここでは、年代別の人口や、現役世代と高齢者の比率などを見てみましょう。
日本の人口は「1億2,686万人」
1月1日時点の、日本の人口は「1億2,686万人」でした。
これは2016年1月1日よりも、17万人少なく、0.13%減少しています。
年齢別では「65~69歳」がピーク
5歳区切りで年齢別に見ると、「65~69歳」が1,024万人で、一番多くなっています。
この年代は、戦後のベビーブームによって人口が多く、今回の調査でも唯一、1千万人を超えています。
また、この年代のうち、特に人口が多い1947年~1949年生まれを「団塊の世代」と呼びます。
54歳までは男性が多く、それ以降は女性が多くなる
日本の人口を性別で見ると、男性が6,173万人、女性が6,513万人で、女性の方が340万人も多くなっています。
年代別に見ると、0歳から54歳までは男性が、55歳以上では女性の方が多くなっています。
特に65歳以上の高齢期に入ると、女性の方が多くなり、「100歳以上」では、女性は男性の6倍になります。
高齢者は「3,471万人」
現役世代と、それ以外の世代の比率を見てみましょう。
「15歳~64歳」の「生産年齢人口」は7,640万人です。
これに対して、15歳未満の「年少人口」は1,575万人、65歳以上の「老年人口」は3,471万人です。
全体の60%を占める現役世代が、12%の子供たちと、27%の高齢者を扶養していることになります。
それぞれの比率は、だいたい「6対1対3」と覚えれば良いでしょう。
なお、いわゆる「高齢化率」は「65歳以上の人口の比率」ですから、現在「27.4%」ということになります。