SNSの実名登録率は、LINEが「51%」、Twitterは「14%」
インターネット調査会社のマクロミルが「ソーシャルメディアの利用状況&ブロガープロファイル分析」という調査結果を公開しています。
今回の調査が面白いのは、SNSなどを実名で使っているか、匿名にしているかを聞いている点です。
アンケートの対象は20歳~59歳の男女8,500人です。性別や年代の比率は国勢調査に基いて割り付けられています。
図版の出典はマクロミルです。
利用率が一番高いSNSは「LINE」
日常的にSNSで情報発信・投稿している3,410人が使っているSNSは、利用率が高い順に、「LINE」47%、「Twitter」42%、「Facebook」39%、「Instagram」20%、「mixi」7%でした。
実名登録率が高いのは「Facebook」
各SNSにアカウントを持っている人に、実名で登録しているかどうかを聞いています。
実名登録率が高い順に、「Facebook」80%、「LinkedIn」61%、「LINE」51%でした。
逆に、実名登録率が低い順では、「Pixiv」3%、「GREE」12%、「Twitter」14%でした。
ブログの利用率はSNSより低い
ブログに日常的に投稿している人は、SNSに比べて少なく、1,228人でした。
使っているブログサービスは、利用率が高い順に、「Amebaブログ」41%、「F2Cブログ」19%、「LINEブログ」16%、「Yahoo!ブログ」13%、「livedoorブログ」7%でした。
ブログの実名率は13%!?
ブログ上で実名を公表している人は13%しかいません。87%は匿名で運用しています。
しかし、実際の知り合いにブログの存在を知らせて(知られて)いる人は57%もいます。
相手は多い順に「友人」43%、「家族・親戚」25%、「ブログ等Webを通じて知り合った人」18%でした。
セキュリティに配慮しながら実名/匿名の使い分けを
ネット上での炎上やセキュリティのことを考えると、SNSやブログを匿名で運用している人が多いのもうなづけます。
また、SNSは場によって文化が異なります。
「Facebook」は実名登録が基本ですし、「Pixiv」や「GREE」は匿名が当たり前の文化です。
SNSもブログは、書く内容や用途によって使い分けるのが当たり前になっています。その場に応じて実名/匿名をうまく使い分けるのが使いこなしのコツと言えるでしょう。
いずれにしても、プライバシーの設定には常に気を配って使いましょう。