7割の人は、「恋愛」「結婚」「子供」が幸せにつながると思っている

[2017/2/17 00:00]

恋愛・結婚と幸せとの関係

調査会社のR&D(リサーチ・アンド・ディベロプメント)が、「恋愛・結婚と幸せとの関係性」についての調査結果を公開しています。

このレポートは首都圏30km範囲の3,000人を対象に、調査票方式で行なわれた調査の一部です。

このアンケートは、質問に対して、「そう思う」「ややそう思う」「あまりそうは思わない」「そう思わない」の4段階で回答する形式です。

「恋愛」「結婚」「子供」が幸せにつながると思っている人が多い

まず、「恋愛をしないより恋愛をした方が幸せになれる」という質問をしています。

賛成している人は「79%」で、ほぼ8割の人が恋愛について肯定的です。

同様に、「結婚した方が幸せになれる」「自分の子供を持つことで幸せになれる」という質問にも、7割以上の人が賛成しています。

出典:R&D

一方、結婚に対して否定的な「結婚することで生じる責任を負いたくないので結婚しないほうが良い」という意見には12%の人が、「自由にやりたいことをやって生きたいので結婚しないほうが良い」は15%の人が賛成しています。

このように、「結婚しない」という意見の人も、一定数います。

特に「今の時代を考えると子供を持つことに不安を覚える」という、子育てに対して否定的な意見については「46%」の人が賛成しており、子供を持つことに対しては迷いがあることが分かります。

高齢になるほど「結婚」のありがたさが分かる?

同じ質問に対して、今度は年代別に見ていきましょう。

まず「恋愛をしないより恋愛をした方が幸せになれる」について見ると、30代から50代ぐらいまでは賛成する人が多く、それ以上の年齢では賛成する人が減っていきます。

ある程度の年齢になると「恋愛」には興味が持てなくなるのかもしれません。

出典:R&D

「結婚したほう幸せになれる」については、男性は高齢なほど賛成する人が増えていきます。

女性は、40代までは賛成する人が減っていきますが、50代からまた増えていきます。

「結婚」については、自分が高齢になると、ありがたさが分かるのかもしれません。。

「自分の子供を持つことで幸せになれる」は、男女とも年齢による差が少なく、どの年代でも7割前後の人が賛成しています。

未婚者の心は40代になると変わる

最後に、同じ質問のデータを「未婚者」に限定して見ていきます。

「恋愛」については、どの年代でも肯定的です。

しかし、「結婚」することや、「子供」を持つことで幸せになれる、という意見については、年齢による差が大きくなっています。

男性の場合は40代から賛成する人が減りはじめ、60代以上では「幸せになれる」と思わない人の方が多くなります。

女性も、40代になると賛成する人が大きく減ります。30代と40代の差は大きく、未婚の女性が結婚について考える際に分岐点となっているようです。

推測になってしまいますが、男女とも40代になると、肉体的にも精神的にも、自分が結婚することや、子供を持つことがイメージしにくくなるのでしょう。

出典:R&D
[シニアガイド編集部]