よく使うクレジットカードはポイントで選ぶ。月の利用金額は「4万9千円」
クレジットカード会社の「JCB(ジェーシービー)」が、「クレジットカードに関する総合調査」の結果を公開しています。
全国の20代から60代までの男女3,500人を対象に、インターネットで行なわれた調査です。
カードを持っているのは84.2%
クレジットカードを持っている割合は「84.2%」でした。
年代別に見ると、20代の男女と30代の男性は保留率が低く、80%を切っています。
一方、60代男女では90%を超えています。
地域別では「近畿圏」が87.3%と高く、「九州」が77.1%で低くなっています。
平均保有枚数は「3.2枚」
クレジットカードを持っている人は、平均で3.2枚持っています。
年代別では、50代と60代の男性が平均4枚以上持っています。
1カ月にカードを使うのは「5.7回」
1番多く使うカードの、1カ月の使用頻度は「5.7回」で、利用金額は「4万9千円」でした。
2番めに多く使うカードの使用頻度は「2.1回」で、金額は「1万4千円」です。
何枚もカードを持っていても、よく使うカードは1枚に絞っている人が多いようです。
カードを使う理由は「ポイントやマイルが貯まる」
特定のクレジットカードを利用する理由は、「ポイントやマイルが貯めやすい」が1番多く、46%に達しています。
よく使われるカードを選ぶ理由として、購入金額に対するポイントの比率が重要であることがわかります。
2番目以降で、支持が10%を超えている回答は、次の通りです。
- 入会金/年会費が安い(無料含む)
- 利用している銀行の口座が使える
- よく利用するお店で割引などがある
- ポイント交換商品が良い
- 特に理由はない
カードを利用するのは「オンラインショッピング」
クレジットカードを利用している業種の上位5つは、次の通りです。
- オンラインショッピング
- 携帯電話料金
- スーパーマーケット
- 電気料金
- インターネットプロバイダー料金
1位はオンラインショッピングで、2位以下を引き離しています。
便利な存在だが、使い方に注意を
クレジットカードは、オンラインショッピングやスーパーなど、そのつど支払う用途が中心ですが、公共料金やそれに準じる定期的な料金を払うことが定着してきています。
例えば、「家賃」もカード払いにしている人も1%いますし、税金では自動車税はカード払いの率が高くなっています。
それだけ生活に密着した存在となっていることが感じられます。
ただし、クレジットカードには「使いすぎ」というワナがあることも知っておきましょう。
特に、転職や定年など、自分の収入が大きく変化する時期には、「キャッシング」や「リボ払い」など、今後に大きな負担が残る方法を使ってしまいがちです。
クレジットカードは便利な存在ですが、自分の収入を意識して、その範囲内で利用するのがコツといえるでしょう。