転職に成功した人のうち「40歳以上」が16%に増加
[2017/2/21 00:00]
転職サービス「DODA(デューダ)」が、自社サイトを利用した転職成功者の年齢を公開しています。
40歳以上の転職者は16%、35歳以上なら30%
転職成功者を年齢別に見ると、最も割合が高いのは「25~29歳」で35%でした。
ついで、「30~34歳」が25%で続いています。
年齢の高い層をみると、「35~39歳」が14%、「40歳以上」が16%で、合わせて30%に達しています。
以前は「転職できるのは35歳まで」と言われていましたが、現在では転職者の3割が「35歳以上」になりました。
特に「40歳以上」の割合は、前期に比べて高くなっています。
転職成功者の平均年齢も上昇中
転職成功者の高齢化は、平均年齢にも表れています。
2016年下半期の転職者の平均年齢は、過去最高の「32.5歳」でした。
男女別では、男性が「33.0歳」、女性が「29.9歳」でした。いずれも過去最高です。
平均年齢のグラフを見ると、右肩上がりの状態が続いており、転職成功者の年齢が高くなる傾向が続いていることがわかります。
40歳以上の転職は「即戦力」となる実力が求められる
「40歳以上」の転職者の増加について、DODA編集長 木下学氏は、次のように分析しています。
「40歳以上」の転職者の増加については、豊富なキャリアや汎用的なビジネススキルを持つミドル層を即戦力として採用したいという企業の機運が、一層高まっていることが大きな要因として挙げられます。
つまり、ある程度の年齢以上の転職については、即戦力となりうる実力が求められます。「即戦力」として戦えるかどうかが、転職の可能性を考える際の自己評価の目安となるでしょう。