ライフプランを考える上で、何歳までに何人の子供を作るかということは重要な要素です。
特に、再婚などの場合、子供を作るかどうかを含めて、よく検討する必要があります。
では、一般的には、女性は何歳まで子供を産めると考えておけば良いのでしょうか。
経産省の「人口動態統計」で確認してみましょう。
下のグラフは、日本国内の出生数のうち、母親の年齢が「45~49歳」と「50歳以上」のものを抜き出したデータです。
2017年のデータを見ると、「45~49歳」は1,450人、「50歳以上」は62人でした。
特に「45~49歳」の出生数は、ここ数年増え続けています。
2017年の日本国内の出生数を年代別に見ると、下のグラフになります。
出生数が一番多いのは「30~34歳」です。
30代前半をピークにして、20歳~45歳の範囲での出産が多くなっています。
45歳以上の出産は、増えてきているとはいえ、かなり少数派であることが分かります。
2017年の出産数は全体で94万6千人ですから、それをもとに計算すると、45歳以上の出産の比率は0.16%にあたります。
母体の年齢に関連する、公的な制度の規定を見ると、「35歳以上の出産」は「高齢出産」として区別されています。
また、「不妊治療費助成」は、妻の年齢が43歳以上では対象外となります。
つまり、35歳以上の出産はリスクが高くなり、43歳以上では不妊治療を行なっても妊娠しにくくなると想定されています。
しかし、出産には個人差もあります。
そして、実際に毎年千人以上が45歳以上で出産しています。
母の年齢が上がると、リスクも高くなります。実際の妊娠/出産にあたっては、必ず専門医に相談しましょう。
また、教育費をはじめとして、子供が生まれたあとは長期間に渡って費用がかかります。稼ぎ手の定年までの期間や、一家の収入の推移なども考慮に入れましょう。
【お知らせ】この記事は2018年9月9日に内容を更新しました。