マンガで分かる「看取り」と「認知症」の無償公開パンフレット
マンガによるパンフレットを無償公開
京都地域包括ケア推進機構が、マンガによる「看取り」と「認知症」に関するパンフレットを公開しています。
このようなパンフレット類をPDFファイルの形で公開する地方自治体は増えてきていますが、きちんとした内容とページ数のあるマンガによるものは多くありません。
認知症啓発マンガ「自分らしく、認知症とともに」では、日本語版とともに、英語版の「Be yourself along with Dementia」も公開されています。
また、看取りマンガ「生きる」は、シリーズ化されており、3作目まで公開されています。
マンガ学部のある大学が協力
京都地域包括ケア推進機構のパンフレットは、京都府と京都精華大学が結んでいる包括協定によって、京都精華大学が制作に関わっており、在校生や卒業生が作画を行なっています。
京都精華大学は、1970年代からマンガクラスを設け、2006年には日本初のマンガ学部を開設するなど、この分野では実績のある教育機関です。
京都府都との包括協定では、「マンガ等を用いて府政の啓発用資材を作成し、府民啓発・府民運動の充実に取り組む」という項目が入っており、マンガによるパンフレットも、その活動の一環です。
スマホ前提のPDFファイルを希望
現在、公開されているPDFファイルは、紙の印刷物であるパンフレットが前提で、それをスキャンしてPDFファイルを制作しているようです。
そのため、PDFファイルも見開き形式になっているものが多く、スマートフォンでは読みにくい場合もあります。画面の大きいパソコンやタブレットの方が見やすいでしょう。
また、一部では解像度が不足気味で、画像がボケている例もあります。
将来的には、スマートフォンを前提に、デジタルデータからPDFファイルを作成すると品質が向上するでしょう。
病院や警察も啓発マンガを公開
京都府との包括協定に基いて、京都府立医科大学附属病院や京都府警からも、「肺がん診療啓発マンガ」や「マンガで学ぶサイバー空間の落とし穴!」など、マンガによるパンフレットのPDFファイルが公開されています。
ご興味のある方は、下のリンクから御覧ください。