「個人年金保険」に加入している人の8割弱は、このまま継続
個人年金保険についてのインターネットアンケート
インターネット調査会社のマイボイスコムが、「個人年金に関するアンケート調査」の結果を公開しています。
2017年3月にインターネット上で行なわれた、このアンケートには11,182名が回答しています。
個人年金保険の加入者が30%を切る
個人年金保険に加入している人は「29.5%」でした。
過去8回の調査を通じて、30%を切ったのは、これが初めてです。
年齢が低いほど加入率が低い傾向があり、20代では20%弱しか加入していません。
人とのつながりで加入する人が多い
個人年金保険に加入した経路はで一番多いのは、「知り合いや紹介を受けた営業職員、販売員を通じて」でした。
2位も「自宅や勤務先に訪問してくる営業職員、販売員を通じて」で、なんらかの営業活動を受けての加入が多くなっています。
個人年金保険の加入理由は、「老後の生活資金」と「公的年金の予備」を挙げている人が5割以上でした。
老後に備える手段としては4番手
「老後の資金作りを目的として貯蓄や投資をしていますか」という質問で、一番多い回答は「特にしていない」でした。
何かをしている人の中では、「定期預金」「預貯金」「株、投資信託など」の3つが上位にあがっています。
「個人年金保険」は、「株、投資信託など」に続く、4番目の選択肢となっています。
入っている人は継続するが、新たに加入するつもりの人は少ない
「個人年金保険」に加入している人の8割弱は、このまま継続する意向です。
「条件が良いときの加入なので、変更しないほうが得。(49歳男性)」と判断しているのでしょう。
しかし、加入していない人のうち、加入する意向の人は5割に留まっています。
「年金をあてにしたことはなく、いまから将来の資金を貯蓄してためていくほうが確実。年金は減額になるし、私的な年金は、その会社がつぶれてしまうなど信用がおけない。(44歳男性)」というコメントがありました。
また、マイナス金利の時代を反映してか、「保険としても貯蓄としても質の悪い商品が多い。(46歳女性)」という意見もあります。