「個人年金保険」に加入している人の8割弱は、このまま継続

[2017/4/28 00:00]

個人年金保険についてのインターネットアンケート

インターネット調査会社のマイボイスコムが、「個人年金に関するアンケート調査」の結果を公開しています。

2017年3月にインターネット上で行なわれた、このアンケートには11,182名が回答しています。

個人年金保険の加入者が30%を切る

個人年金保険に加入している人は「29.5%」でした。

過去8回の調査を通じて、30%を切ったのは、これが初めてです。

年齢が低いほど加入率が低い傾向があり、20代では20%弱しか加入していません。

出典:マイボイスコム

人とのつながりで加入する人が多い

個人年金保険に加入した経路はで一番多いのは、「知り合いや紹介を受けた営業職員、販売員を通じて」でした。

2位も「自宅や勤務先に訪問してくる営業職員、販売員を通じて」で、なんらかの営業活動を受けての加入が多くなっています。

個人年金保険の加入理由は、「老後の生活資金」と「公的年金の予備」を挙げている人が5割以上でした。

出典:マイボイスコム

老後に備える手段としては4番手

「老後の資金作りを目的として貯蓄や投資をしていますか」という質問で、一番多い回答は「特にしていない」でした。

何かをしている人の中では、「定期預金」「預貯金」「株、投資信託など」の3つが上位にあがっています。

「個人年金保険」は、「株、投資信託など」に続く、4番目の選択肢となっています。

出典:マイボイスコム

入っている人は継続するが、新たに加入するつもりの人は少ない

「個人年金保険」に加入している人の8割弱は、このまま継続する意向です。

「条件が良いときの加入なので、変更しないほうが得。(49歳男性)」と判断しているのでしょう。

しかし、加入していない人のうち、加入する意向の人は5割に留まっています。

「年金をあてにしたことはなく、いまから将来の資金を貯蓄してためていくほうが確実。年金は減額になるし、私的な年金は、その会社がつぶれてしまうなど信用がおけない。(44歳男性)」というコメントがありました。

また、マイナス金利の時代を反映してか、「保険としても貯蓄としても質の悪い商品が多い。(46歳女性)」という意見もあります。

[シニアガイド編集部]