年齢が高いドライバーほど、自分の運転に自信を持っている
運転テクニックのアンケートで分かった傾向
駐車場経営のパーク24が、「運転テクニック」についてのアンケート結果を公開しています。
アンケートは、パーク24の会員向けに行なわれ、8,860人が回答しています。
アンケート結果によって、「回答者の年齢が高いほど、自分の運転に自信を持っている」傾向が明らかとなりました。
年齢が高いほど「自分の運転が上手い」と思っている
「自分の運転は上手いと思いますか」という質問に対して、「とても上手い」または「まあ上手い」と答えている人の比率を年代別に見ています。
40代以下のドライバーで上手いと答えているのは20%台ですが、「50代」と「60代以上」は35%に増えています。
逆に「自分の運転は上手くない」と答えた人は、「20代」では25%もいますが、「50代」と「60代以上」では9%しかいません。
回答者の年齢が高いほど、自分の運転に自信を持っているという傾向がはっきりと表れています。
「駐車」が苦手という「60代以上」は「20代」の半分しかいない
次に「苦手な運転技能」について質問しています。
例えば、「駐車」では「20代」の33%が苦手としています。
しかし、「50代」と「60代以上」で苦手と回答している人は、20代の半分以下の「14%」しかいません。
「車線変更」や「合流」など、他の運転技能を見ても、この傾向は共通でした。
年齢が高いドライバーほど、運転技能について「苦手」という回答が少なく、自分の運転に自信を持っていることがわかります。
実際の交通事故は「60代以上」が多い
今回のアンケートでは、60歳以上の35%が、自分の運転を「上手い」と回答しています。
しかし、2016年度の交通事故の統計によれば、「事故を起こした運転者」でもっとも多い年代は「60代以上」で、全体の27%を占めています。
また、交通事故全体を見ても、2016年の交通事故による死者「3,904人」のうち、65歳以上が「2,138人」でした。交通事故による死者の半数以上は高齢者が占めています。
自信を持って運転をすることは良いことですが、それが過信や事故につながらないように心がけましょう。