日本人が一番多く食塩を摂っている食品は「カップめん」

[2017/5/23 00:00]

どんな食品から食塩を摂っているか

国立健康・栄養研究所が、「日本人はどんな食品から食塩を摂っているか」という調査結果を公開しています。

この調査は、平成24年国民健康・栄養調査に参加した、20歳以上の男女26,726名のデータを元にしたものです。

なお、この調査は11月のある1日を基準にしているため、冬場の食べ物が多くなっています。

1位は「カップめん」、2位は「インスタントラーメン」

1日当たりの食塩摂取量が1番多いのは「カップめん」で5.5g、2位が「インスタントラーメン」で5.4gでした。

それぞれ食べている人は少ないのですが、他の食品に比べて2倍以上の食塩摂取量となっています。

以下、梅干しなどの漬け物、辛子明太子などの塩蔵品、パン、さつま揚げなどがランクを占めています。

出典:データを基に編集部が作成

男性8.0g未満、女性7.0g未満が目標

なお、厚労省が国民健康づくり運動の目標値としている、食塩の摂取量は、男性8.0g未満、女性7.0g未満です。

しかし、食塩の摂取量は、男性11.0g、女性9.2gあたりで下げ止まっており、一層の減塩が望まれています。

塩分を摂りすぎると血圧が高くなりやすく、動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞などの遠因となります。

とりあえず、どのような食品が塩分を多く含んでいるかを把握して、食べる量や食べ方に配慮しましょう。

出典:国立健康・栄養研究所

食塩摂取源となっている食品のランキング

出典:国立健康・栄養研究所
[シニアガイド編集部]