ガンによる死亡率が一番高いのは「秋田」、低いのは「富山」
[2017/6/16 00:00]
ガンによる死亡率を比較
厚労省が公開した「平成27年都道府県別年齢調整死亡率」から、ガン(悪性新生物)の死亡率に絞ってデータを見てみました。
ガン全体の死亡率が高いのは、男女とも「秋田」です。
秋田は、ガンの部位別でも、「肺」「胃」「大腸」のすべてで4位以内に入っており、かなり深刻な状態と言えるでしょう。
また、「福島」と「兵庫」も死亡率の高い県で、多くの部門で10位以内に入っています。
上の表で、その部門で10位以内に入っている県は、薄いピンク色で塗っています。
ピンク色の項目が多い県は、ガンに対する対策が遅れている県と言えるでしょう。
全体の表は、この記事の末尾に掲載しています。
死亡率が低いのは「富山」
逆に、ガン全体の死亡率が低いのは、「富山」でした。
男性は47番目、女性は46番目に死亡率が低い県です。
富山は、女性の大腸ガン以外の項目は、死亡率が低い方から10番目以内に入っています。
ほかには、「福井」「長崎」「京都」「岐阜」などが、全体的に死亡率が低い県です。
一方、「新潟」「山形」「長野」などは、ガン全体の死亡率は低いのですが、特定のガンで死亡率が高いものがあります。その県の食生活や、医療体制などが原因と考えられますが、気になるところです。
上の表で、その部門で死亡率が低い方から10位以内に入っている県は、薄いブルーで塗っています。
ブルーの項目が多い県は、ガンに対する全体的な対策が進んでいる県と言えるでしょう。