日本人の死亡原因の1位は男女とも「ガン」、部位別では「気管支および肺」

[2017/9/25 00:00]

【お知らせ】この記事は2017年9月25日に内容を更新しました。

日本人の死亡原因のグラフ

厚労省から発表された「平成28年(2016)人口動態統計(確定数)」を基に、日本人の死亡原因のグラフを紹介します。

現在の日本人が、どのような原因で死亡しているかというデータは、自分の人生の行末を考える際にも参考となります。

まず、男女合わせた総数で見てみましょう。

1位は「悪性新生物(ガン)」でした。2位が「心疾患(心臓)」、3位が「肺炎」、4位が「脳血管疾患」、5位が「老衰」となっています。

この順位は、前年と変わっていません。

日本人の死亡原因(総数)

対象を「男性」に限ると、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」が10位までに入ってきます。

COPDは、以前は「肺気腫」や「慢性気管支炎」と呼ばれていた病気で、喫煙が原因とされています。

男性は「肺炎」やCOPDなど、肺の病気の割合が女性よりも高く、男女の喫煙率の差が影響している可能性があります。

また、女性では10位までに入っていない「自殺」が、男性では7位に入っています。

日本人の死亡原因(男性)

「女性」では、「老衰」が3位に上がります。

また、9位に「血管性等の認知症」、10位に「アルツハイマー病」が入っています。

いずれも、老化にともなってかかりやすくなる病気なので、長生きしている人が多いことが推測されます。

日本人の死亡原因(女性)

総数だけでなく、男女の1位も「悪性新生物」でした。男性は3人に1人、女性は4人に1人がガンで死んでいることになります。

死亡原因になりやすいガンは「気管支および肺」

死亡原因の1位を占めている「悪性新生物」について、もう少しくわしく見てみましょう。

男性と女性では、器官が異なっているので性別のみグラフを作りました。

「前立腺」は男性のみ、「子宮」と「卵巣」は女性のみにある器官です。

男性では、「気管支および肺」が1位で、以下、「胃」「肝臓」「結腸」「膵臓」が続きます。

悪性新生物の部位別死亡比率(男性)

女性も「気管支および肺」が1位で、以下、「結腸」「膵臓」「胃」「乳房」と続きます。

女性に多い「乳房」以外は、死亡原因となる部位は、ほぼ共通していることが分かります。

注意しなければいけないのは、この順位と数字は、「死亡原因となったガンの種別」であることです。

どのガンで死んだかということは分かりますが、どのガンの死亡率が高いか、つまり死にやすいかはわかりません。

それを知りたい場合は「5年生存率」などを見る必要があります。

また、ガンの症状や生存率は、個人ごとの体力や進行具合、ガンの遺伝子型によって異なります。

治療にあたっては、主治医と相談しながら治療方針を考えましょう。

悪性新生物の部位別死亡比率(女性)
[シニアガイド編集部]