転職の際に、転職の前歴は何回まで大丈夫か
[2017/6/29 00:00]
転職コンサルタントへのアンケート
人材紹介サイト「ミドルの転職」が、「転職回数と転職成功の可能性」について、転職コンサルタント127人にアンケートした結果を公開しています。
転職回数は2回までなら気にしない
「ミドル層人材の採用を検討する際、採用企業は何回目ぐらいから転職回数を気にする傾向にありますか」と質問したところ、「2回までなら気にしない企業が多い」という回答が87%でした。
ミドルの採用では、転職回数が3回を超えると、転職回数の多さを懸念する企業が多くなるようです。
「転職回数を気にする理由」で一番多いのは「定着に不安がある」で、87%の人が挙げています。
転職回数が多いと、「転職癖がついているのではないか」とか「周囲との人間関係が築けるのか」などと心配されるようです。
また、「転職回数が多い求職者を選考する際、どのような点を評価するか」という質問では、「高い専門スキル」が72%で1位でした。業務に精通しているかどうかが重視されています。
転職に成功しやすいのは技能や知識が必要な職種
「転職回数が多い転職者が、転職に成功した実績がある職種」を聞いてます。
1位が「経営・経営企画・事業企画系」、2位が「事務・管理系」、3位が「技術系(建築・設備・土木・プラント)」でした。
「経営・経営企画・事業企画系」と「事務・管理系」は、「なかなか経験している該当者がいないから」「転職回数の多さと経験の豊富さが裏腹のため」という理由から、転職回数を気にしない傾向にあるようです。
一方、「技術系(建築・設備・土木・プラント)」は、「業界各社が技術者不足で多少のネガティブ要素に目をつむって積極採用を図っているため」「高い能力があれば、転職回数不問の会社が多いため」という理由で条件が緩和されているようです。
3つとも、ある程度以上の経験が必要で、会社が変わっても技能や知識が活かせる職種であることがわかります。