間近に迫ったお盆の日程とやるべき行事
2018年のお盆の日程
2018年のお盆の日程と、やるべき行事を、メモリアルアートの大野屋のリリースを基にまとめました。
なお、記事中の曜日は2018年のものです。
- 8月12日(日)まで
盆棚や提灯を組み立てるなど事前に準備を行います。 - 8月13日(月)まで
盆棚にお位牌を移し、お供えをし、外が暗くなってきたら迎え火を焚きます。 - 8月14日(火)
朝夕、ご霊膳などのご馳走をつくり盆棚へお供えします。 - 8月15日(水)または16日(木)
ご先祖様は午前中まで自宅にいると言われるので、ご馳走をお供えします。外が暗くなってきたら送り火を焚き、ご先祖様をお送りします。
「盆提灯」の準備
「盆提灯」は親戚や知人から贈られるものといわれていますが、家族が用意する場合もあります。
家紋をつける場合もあり、一対で用意するのが正式です。
提灯はお盆が終わったら、きれいに掃除して来年まで保管しておきます。
なお、新盆に限り、白木で作られた「新盆提灯(白紋天)」を使います。こちらは、1回限りで保管しません。
盆棚の準備
お盆には「盆棚(ぼんだな)」といって精霊をお迎えする祭壇を作ります。
棚にはござや真菰(まこも)を敷き、中央に位牌を安置します。
ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょうま)、精進料理のお膳や、だんご、そうめん、季節の野菜や果物を供えます。
また、洗った米になす、きゅうりなどを賽の目に刻んだものを混ぜて、はすの葉の上に盛り付けた「水の子」と呼ばれるものも供えます。棚の左右には灯篭(とうろう)や盆提灯を飾ります。
お供えものは、地域によって違いがありますから、家族で相談して準備しましょう。
お寺での法要と棚経
お寺では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という法要を執り行います。
また「棚経(たなぎょう)」といって、菩提寺の僧侶が檀家をまわってお経をあげていただく習慣があります。
新盆の場合には、僧侶を自宅にお招きして法要をお願いし、親戚や知人などを呼んで故人の供養をします。
迎え火・送り火
8月13日(月)の夕方に自宅の門口などで「迎え火」を焚いて、霊を迎えます。
「迎え火」はほうろくと呼ばれる素焼きのお皿の上で「おがら」(麻の皮をはいだあとに残る芯の部分)を焚きます。
15日(水)の夜、もしくは16日(木)に「送り火」を焚いて盆送りをします。
なお、盆棚につかう「まこも」と、迎え火/送り火に使う「ほうろく」や「おがら」が手に入りにくい場合は、通信販売も行なわれています。
【お知らせ】この記事は、2018年8月11日に内容を更新しました。