旅行に連れていくなら「犬」、家で待ってて欲しいなら「猫」
旅行とペットに関するアンケート
オンライン旅行サービスの「DeNAトラベル」が、「旅行とペット」というアンケート結果を公開しています。
アンケートは、10代~60代の男女1,506名を対象にしたもので、2017年8月にインターネットで行なわれました。
アンケート内容は、自分の旅行の際のペットの扱いが中心で、「犬」と「猫」の違いがよく分かる結果がでています。
「犬」は連れて行く、「猫」は連れて行かない
「旅行にペットを連れていきますか」という質問では、「犬」の飼い主の70%が「連れて行ったことが有る」と回答しています。
その際の交通機関は「自動車」が多く、66.4%の人が犬と一緒に自動車旅行をした経験があります。
しかし、「猫」の飼い主は、84.4%が「連れて行ったことは無い」と答えています。
「犬」は預ける、「猫」は自宅にいる
「ペットを旅行に連れて行かない場合の対応」も、犬と猫で大きな違いがあります。
犬は、多い順に「家族・親戚に預ける」「ペットホテルに預ける」「動物病院に預ける」でした。
「どこか」または「誰か」に預けるという対応が多いのが特徴です。
一方、猫は、「家族・親戚に預ける」が一番多いのですが、二番目は「自宅でペットのみ留守番」で、三番目は「ペットシッターを利用する」でした。
つまり、猫は自宅に居るのが基本で、世話をする場合は誰かが来ることになります。
アンケートの設問で、「自宅」か「自宅以外」かをはっきりと分けていれば、この傾向がもっと明確になったでしょう。
「犬」は留守番をさせない、「猫」は1泊2日ならさせる
「自宅でペットのみで留守番をさせる期間」でも、犬と猫では差があります。
犬は、「1泊以上は留守番をさせない」が76.2%を占めます。
多くの飼い主にとって、泊まりのある旅行を犬だけで過ごすことは考えられないことのようです。
猫は、「1泊2日」が46.0%で、一番多くなっています。
半分近くの飼い主は、1泊旅行なら猫だけで過ごすことに抵抗がないようです。
連れていくなら「犬」、待ってて欲しいなら「猫」
「犬は人に付く、猫は家に付く」という、犬と猫の習性の違いを表した言葉があります。
犬は、人と一緒に同じ行動を取ることが好きで、自分の巣を離れて移動することを苦にしません。
猫は、自分の巣を中心にした安定した環境が好きで、そこを離れることはストレスになります。
完全室内飼いの猫の場合、人と接する度合いが高いので「人に付く」割合が高くなりますが、それでも人と一緒に移動するよりは、安定した巣に居ることを好むことが多いようです。
旅行好きな人が、自分のペットを選ぶ場合には、このような犬と猫の違いも覚えておくと良いでしょう。