将来に不安を感じている人は77%。最大の不安は自分の老後
[2017/9/4 00:00]
労組による「将来への不安」の調査
日本労働組合総連合会(連合)が、「日本の社会と労働組合に関する調査」の結果を公開しています。
この調査は2017年4月にインターネットで行なわれ、15歳~64歳の労働者1,036人が回答しています。
ここでは、「将来への不安」に関する結果について紹介します。
77%の人が、将来に不安を感じている
「将来に不安を感じることがあるか」という質問に、「感じる」が77%、「どちらともいえない」が15%、「感じない」が7%でした。
多くの人が、将来に不安を感じていることが分かります。
年齢によって、不安の内容が異なる
将来に不安を感じることがあると答えた人に、自身を不安にさせているものを聞いています。
その結果は年代によって、大きく異なっていました。
一番多い回答は、10代では「仕事の有無」、20代では「預貯金など資産の状況」、30代から60代では「老後の生活」でした。
「老後の生活」への不安は年齢が増すほどのしかかる
項目別に見ると、「老後の生活」が不安な人は、年齢が高くなるほど増えていきます。
とくに、60代では82%に達しており、年齢が増すほど「老後の生活」への不安がのしかかることが分かります。
一方、「仕事の有無」が不安な人は、若いほど多く、年齢が高くなると減っていきます。
そして、「預貯金など資産の状況」は、年齢に関わりなく、一定の割合で不安の対象となっています。
10代から20代は「仕事の有無」が、30代以上は「老後の生活」が不安のタネであり、「預貯金など資産の状況」など金銭面の不安は年代を問わずつきまとう、と言えるでしょう。