離れて暮らす親とのコミュニケーション手段。30代はLINEが35.7%
離れて暮らす親とのコミュニケーション手段
医用電子機器メーカーの日本光電工業が、「離れて暮らす親とのコミュニケーション」についてのアンケート結果を公開しています。
このアンケートは、2017年8月にインターネット上で行なわれました。
両親と同居していない全国の30代~60代の男女5,028人が回答しています。
日常的なコミュニケーション手段は「訪問」と「電話」
「日頃、ご両親とどのようなコミュニケーションをしていますか」という質問をしています。
最も多かった回答は「訪問する」で65.9%でした。
二番目が「電話をする」で52.6%です。
三番目は「電子メールをする」、四番目は「LINEやメッセンジャーでメッセージを送る」ですが、訪問や電話とは、大きく差がついています。
ネット経由のコミュニケーション手段は年代差が大きい
子供の年代別に見ると、「訪問する」や「電話する」については、年代ごとの差があまりありません。
しかし、インターネット経由でのコミュニケーションになると、年代ごとに利用率の差が大きくなります。
例えば、「電子メールをする」の利用率は、30代では25.6%ですが、60代では5.5%まで下がります。
特に差が大きいのは「LINEやメッセンジャーでメッセージを送る」で、30代では35.7%ですが、60代では0.8%で、ほとんどいません。
子供が30代の場合、「Skypeなどのビデオチャット」や「FacebookなどのSNS」まで親とのコミュニケーション手段として使いこなしています。
ただし、忘れてはいけないのは、これらのネット経由のコミュニケーション手段は、子供の年代だけでは使える/使えないが決まるわけではありません。
親が利用している機器の種類など考慮してデータを読む必要があります。
例えば、子供が30代であれば、親は60代が中心で、スマホに乗り換えている人も多く、LINEが抵抗なく使えます。SkypeやFacebookまで使いこなせる親も珍しくないでしょう。
しかし、子供が40代であれば、親は70代が中心で、携帯電話は持っていてもガラケー(フィーチャーフォン)が主流です。それに伴って、コミュニケーション手段も電子メールが中心になります。
このように、コミュニケーション手段を選ぶときも、相手の環境に合わせる配慮が必要なのです。