シニアの携帯アンケート、「スマホ」48%、「ガラケー」42%、「使っていない」6%
スマホが48.4%、ガラケーが41.8%
シニア市場向けコンサルティング会社の「シニアコム」が、「スマートフォンに関するアンケート」の結果を公開しています。
このアンケートは、2017年7月に50歳以上の男女636人を対象に行なわれたものです。
利用している携帯電話端末は、「スマートフォン(スマホ)」が48.4%、「フィーチャーフォン(ガラケー)」が41.8%でした。
ややスマホの方が多いとはいえ、ガラケーも根強い人気があることが分かります。
また、「スマホとガラケーを両方使っている」も3.5%います。
そして、「携帯電話端末を使っていない」人が6.0%いるのは、シニア層らしい特徴でしょう。
Androidが6割、iOSが3割
利用している端末のOSは、「Android(アンドロイド)」が63.6%、「iPhone(iOS)」が33.6%でした。
この設問には「格安SIMM利用端末」などの選択肢も混ざっていて正確ではありませんが、「Andriodが6割、iOSが3割」と考えておけば良いでしょう。
よく利用するアプリは「交通・地図」
よく利用するアプリは、「交通・地図」が一番多く74%に達しています。
GPSで自分の位置を確認できるマップアプリの便利さは、シニア層にも浸透しているようです。
2位は「ニュース・新聞」、3位は「天気」で、ここまでは60%以上の人が使っています。
SNSは「LINE」が強い
SNSやメッセージ系のアプリでは、「LINE」が強く、70%近くの人が使っています。
2位は「Facebook」、3位は「Twitter」ですが、かなり差がついています。
携帯電話を使わない理由は「自宅の電話で満足しているから」
このアンケートでは、回答者の6.0%を占めた「携帯電話端末を利用していない」人にも、その理由を聞いています。
1位は「自宅の電話で満足しているから」で、半分近くがこれを選んでいます。
2位は「自分には必要ないから」で、30%弱でした。
3位は「利用料金が高いから」で、16%でした。
自宅の電話で済むとしているのは、電話を会話のための道具として認識しており、常時持ち歩く情報端末としての便利さが伝わっていないということでしょう。
スマホがシニア層に浸透するためには、そういう便利さを周知することが必要でしょう。