多くの女性は「今の資産では将来必要な金額に足りない」と感じている
[2017/10/13 00:00]
資産形成に関するアンケート
証券取引会社のマネックス証券が、女性を対象にした「将来の資産形成」に関するアンケート結果を公開しています。
2017年6月に行なわれたインターネットアンケートでは、首都圏在住の20代から50代の女性600人が回答しています。
8割以上が危機感を持っている
20代から40代では、80%以上の人が、「自分の資産形成に危機感がある」としています。
他の年代よりも低い50代でも「危機感がある」は73%でした。
世代を問わず、多くの人が自分の資産形成に対する危機感を持っていることが分かります。
特に40代では、54%の人が「危機感が、とてもある」と回答しており、切迫した気持ちが伝わってきます。
ある程度の資産があっても、足りるかどうかが不安
「資産形成への危機感がある理由」を聞いています。
上位3つは、次のとおりです。
- 今の資産では将来必要な金額に足りない
- 資産形成が全くできていない
- 将来どれぐらいの金額が必要なのか想像がつかない
20代でも「今の資産では将来必要な金額に足りない」と答えている人が半分を超えており、ある程度の資産ができている人が多いことが分かります。
一方で、「資産形成が全くできていない」人も、20代では47.5%います。ただし、50代では29.1%まで下がりますから、年齢に応じて、少しずつ貯めて行けるのでしょう。
50代になると「将来どれぐらいの金額が必要なのか想像がつかない」という人が多くなります。ある程度の資産ができても、今度は「その金額で足りるのか」という不安が湧いてくるようです。
将来を見通すことができないために、いつまでもお金に対する不安から逃れられない様子が伝わってきます。