50代以上の独身男女がパートナーを求める理由
中高年独身へのアンケート
結婚相手紹介サービスのオーネットが、50代から60代の独身男女に、「恋愛/結婚に関するアンケート」を行なっています。
2017年9月に行なわれたインターネットアンケートでは、50~69歳の未婚男女867人が回答しています。
「ずっと未婚」が6割
「過去の婚姻歴」では「未婚」が一番多く、ほぼ6割でした。
50代以上の独身者には、ずっと未婚の人が多いことが分かります。
「離別(離婚)」が3割、「死別」が1割弱です。
パートナーを必要としない人が5割
「現在のパートナーの有無」では、「パートナーはいないし、欲しくない」が5割でした。
「パートナーはいないが欲しい」が3割、「パートナーがいる」が1割です。
現時点でパートナーを求めている人は、3人に1人ぐらいしかいません。
パートナーが欲しい理由は男女差が大きい
パートナーの有無別に、もう少し詳しく見ていきましょう。
最初に、「パートナーはいないが欲しい」という人に、パートナーを求めている理由を聞いています。
一番多い理由は、男女で異なっていました。
男性は「残りの人生を一緒に過ごす伴侶が欲しい」が、女性は「趣味などを一緒に楽しむお相手が欲しい」です。
どうも、男性の方が、深い関係を求めているようです。
男性で特徴的なのは、「子供が欲しい」という人が、4%いることです。ちなみに、女性は0%でした。
逆に女性に特徴的に多いのが「経済的理由」で、8%います。男性では1%でした。
男性は「結婚」、女性は「恋人」を求める
パートナーに求めるものの男女差を知るために、「パートナーはいないが欲しい」人に、希望するパートナーとの関係を聞いています。
男性は「法的な結婚」を求める人が、4割以上もいて、やはり深い関係を求める傾向があります。
女性は「通い婚」と「恋人」が多く、男性に比べると、軽い関係を求めています。
なお、ここでは「通い婚」は「籍を入れず、同居もしていないが、お互いに定期的に行き来している関係」、「恋人」は「婚姻の意識がない関係」、「事実婚」は「入籍していないが、一緒に暮らしている関係」と規定しています。
実際のパートナー関係は「恋人」が多い
次に、「パートナーがいる」人を対象に、パートナーとの関係を聞いています。
一番多いのが「恋人」、二番目が「事実婚」、三番目が「通い婚」でした。
3つの選択肢の中で一番軽い「恋人」関係が多く、半分以上を占めています。
パートナーがいらない理由は「独りの方が自由で気楽」
最後に、一番多い「パートナーはいないし、欲しくない」と回答した人に、「パートナーがいらない理由」を聞いています。
一番多い答えは、「独りの方が自由で気楽」でした。
男性の70%、女性の60%が、これを選んでいます。
他の回答は10%以下に留まっています。
男女間の希望の差を埋める必要がある
このアンケートでは、「現在、パートナーがいないが欲しい」という人でも、男女の間では、求めているものに大きな差があることが分かりました。
男性は、「残りの人生を一緒に過ごす伴侶」を求めており、具体的には「結婚」や「出産」を希望しています。
女性は、「趣味などを一緒に楽しむお相手が欲しい」を求めており、「通い婚」や「恋人」など、比較的軽い関係を希望しています。
両方の傾向を見比べると、男性の希望が重すぎないて、交際の支障になるのではないかと心配になります。
自分の希望を押し付けるだけではなく、相手が交際に何を求めているかも考えることも必要でしょう。