離れて住む家族が、丸一日ガスを使わないと、メールで通知するサービス
ガスを利用した「見守りサービス」
日常生活を送っていると、ガス、電気、水道、などの公共インフラを必ず使用します。
これを利用して、離れて暮らしている家族の動向を見守り、異状があった場合にメールなどで教えてくれるサービスがあります。
ここでは、都市ガスの「東京ガス」と「大阪ガス」、そしてLPガスのサービスを紹介します。
東京ガスの「くらし見守りサービス」
東京ガスの「くらし見守りサービス」の機能の1つに、「丸一日、ガスを使っていないと、指定のアドレスにメールしてくれる」があります。
これは、0時~24時の間、一度もガスが使われなかった場合に、「未使用メール」を送ります。
「未使用メール」の送り先は、最大6つ指定できるので、家族を始めとして必要な関係者に通知することができます。
「くらし見守りサービス」の料金は、月額500円(税込、以下同)です。
これ以外にも、「消し忘れたガスを、窓口に電話することで止められる」や、「空焚きなど、ガスの使われ方が異常な場合に電話で教えてくれる」という機能があります。
さらに、警備会社のセコムと提携した「マイドクター+(プラス)」というオプションが用意されています。
これに加入していると、「未使用メール」を受け取った家族が連絡することで、セコムの警備員が自宅に駆けつけてくれます。
離れて暮らしている家族の周辺に、訪ねて様子を見てくれる人がいない場合には、追加で加入する意味があるでしょう。
料金は、加入時に5,400円、月額が1,944円です。
大阪ガスの「家族みるぴこ」
大阪ガスの「家族みるぴこ」も、「丸一日、ガスを使っていないと、指定のアドレスにメールしてくれる」サービスです。
こちらの料金は、月額810円です。
「みるぴこ」も、電話でガスの元栓を閉めるサービスが含まれています。
ただし、警備員が駆け付けてくれるオプションはありません。
全国のLPガスを見守るサービス
LPガスにも見守りサービスがあります。
一部の業者が自社で提供しているもの以外に、NTTテレコンが「あんしんテレちゃん」というサービスがあります。
これはLPガスであれば、全国どこでも利用できます。
「あんしんテレちゃん」は、前日のガス使用量を、メールで知らせるサービスで、毎日使用量が通知されます。
未使用の場合は、「ガスのご使用がありませんでした」というメールが来ます。
登録できるメールアドレスは3つです。
料金は、設備の状況によって2通りあります。
ガス会社によって、すでに通信機器が設置されている場合は、初期費用無料で、月額990円。
通信機器が設置されていない場合は、初期費用が23,000円で、月額790円です。
公共インフラを使った見守りは、抵抗感が少ないのが長所
ガスなど、公共インフラの使用量を利用した見守りサービスは、「監視されている」という印象を受けにくく、見守られる側の抵抗感が少ないという特徴があります。
離れた場所で一人暮らしをしている家族がいる場合は、導入を検討してみましょう。