パートナーに内緒の大きな買い物は「株式」と「投資信託」
2千人のシニアにアンケート
あおぞら銀行が、「シニアのリアル調査」の一環として、配偶者やパートナーに内緒の買い物や貯金の状況をまとめています。
2017年6月に行なわれた調査には、全国の55~74歳の男女2,070人が回答しています。
平均金額が500万円を超える「株式」と「投資信託」
これまで、配偶者やパートナーに内緒で買ったものがある人は「33.6%」でした。
秘密の買い物がある人は、3人に1人の割合です。男女差は、ほとんどありません。
買い物の内容を男女別に見ると、男性「株式」「パソコン」「時計・腕時計」でした。
女性は「指輪、ネックレス、イヤリング」「洋服・コート」「投資信託」の順です。
購入金額が大きいのは、「株式」と「投資信託」で、いずれも平均購入金額が、500万円を超えています。
へそくりの金額は男女で大きな差がある
次に、配偶者やパートナーに内緒の現金や預金、いわゆる「へそくり」について聞いています。
へそくりがある人は「43.7%」でした。男女とも、あまり差がありません。
へそくりの平均金額は「99万円」です。
しかし、男女差が大きく、男性の平均金額は「58万円」、女性は「138万円」でした。
へそくりの金額の分布を見ても、男性は「10~50万円」が多く、女性は「100~500万円」が一番多くなっています。
投資に伴うリスクが心配
配偶者やパートナーに内緒の買い物と言えば、男性なら「時計」などの機械モノ、女性なら「着物」や「アクセサリー」などのファッション系というイメージがあります。
たしかにそれらは多いのですが、金額で言うと、「株式」や「投資信託」への投資が多く、平均で500万円を超えています。
ほかに、平均購入金額が100万円を超えているのは、女性の「着物」しかありません。
リスクがあるとは言え、投資にお金を使っているのは、消耗品に使うよりは手堅いとは言えるでしょう。ただ、あまりに金額が大きいので、投資に失敗した時のリスクが心配になります。
確実性を考えれば、「へそくり」の方が安全なことは間違いありません。