「インスタ映え」という言葉は知っていても、「Instagram」を使っていない中高年
Instagramに関する3千人アンケート
画像の投稿を中心としたSNS「Instagram(インスタグラム)」は、テレビのニュースなどでも「インスタ映え(いんすたばえ)」という言葉を聞くことが珍しくなくなるほど、普及が進んでいます。
ちなみに、「インスタ映え」という言葉は、Instagram」に投稿した写真に対して、「見映えがする」、「おしゃれに見える」と評価する言葉です。
しかし、Instagramは、若い女性のSNSというイメージが強く、中高年の参加動向などはあまり明らかではありませんでした。
SNSマーケティング支援会社のアライドアーキテクツが、行なったInstagramに関する調査の結果から、中高年ユーザーの動向を紹介しましょう。
2017年10月に行なわれたインターネットアンケートには、10代から50代の男女3,569名が回答しています。
ただし、10代の男性については、回答者数が少ないためグラフから除外されています。
若い女性ほどアカウントを持っている
Instagramに登録してアカウントを持っている人の割合を見ています。
年代別に見ると、10代と20代の女性は70%を越えており、ユーザーの中心は若い女性と言われるInstagramの特徴が表れています。
20代から40代までは、女性の方が多いのですが、なぜか50代だけは男性の方が多くなっています。
50代の男性は写真好きな傾向があるので、意外とInstagramと相性が良いのかもしれません。
活動が活発な若い女性
Instagramへの投稿の頻度と、人の写真を見る閲覧の頻度を見ると、いずれも女性の方が男性よりもずっと多くなっています。
特に、20代と30代の女性は活動が活発で、1日に1回以上投稿する人が20%以上もいます。
50代でも「インスタ映え」は知っている
「インスタ映え」という言葉は、かなり普及しており、一番低い50代男性でも78%が知っています。
しかし、実際に投稿において「インスタ映え」を気にしているのは、女性では60%いますが、男性では30%しかいません。
女性の方が「きれいな写真を撮りたい」という意識が高い
インスタ映えを気にした投稿をする一番の理由は、「きれいな写真を撮りたい」でした。
しかし、これも男女差が大きく、男性は同年代の女性よりも20%前後低くなっています。
むしろ男性は「いいね・コメントがほしい」が多い傾向があります。
見る人に楽しんでもらうのが基本
Instagramについては、一般的なイメージ通り、若い女性が活発に利用しているSNSであることが分かりました。
男性もアカウントの所有率は、そこそこありますが、閲覧が中心で、投稿をしている人が少ないようです。
また、投稿する場合も、きれいな写真を投稿しようという意識が女性に比べて低いのが気になります。
「いいね」や「コメント」が欲しいのであれば、見る人が楽しむことができる写真を投稿するという基本に忠実にな方が成果が得られやすいのではないでしょうか。