働いている男女の80%以上が「将来の生活資金に不安を感じている」

[2017/12/6 00:00]

現役世代に聞いた「将来への備え」

ジブラルタル生命保険が、「将来への備え」についてのアンケート結果を公開しています。

2017年9月に行なわれた調査では、20歳から59歳の働いている男女2,000人の回答を集めています。

80%以上の人が「将来に対して不安を感じている」

まず、「将来(老後)の生活資金の不安」について聞いています。

「非常に感じる」が43.7%、「やや感じる」が37.7%で、「将来に不安を感じる」人の合計は81.4%でした。

働く男女の5人に4人が、将来の生活資金に対して不安を感じています。

年代別にみると、20代では「不安を感じる」が76.6%ですが、30代以上では80%を超えています。年齢が高くなるほど、将来への不安も募るようです。

出典:ジブラルタル生命

74%の人は資産形成が出来ないことに不安を感じている

さらに、「将来に備えた、預貯金や資産がなかなか増えない」ことに不安を感じている人は、74.0%でした。

こちらも、年齢が高くなるにつれて、不安を感じる人が増えています。

年齢が高くなるほど、資産形成に残された時間が短くなります。それだけに、思うように資産の形成が進まないことに不安を感じるのでしょう。

出典:ジブラルタル生命

資産形成に向けている金額は「月に5万円未満」

実際には、どれぐらいの資金を資産形成のために費やしているのでしょう。

毎月ごとに資産形成に向けている金額を聞いています。

まったく用意できていない「0円」が22.4%でした。

「1万円未満」が6.3%、「1万円~5万円未満」が34.6%です。

5万円未満までの累計が63.3%になるので、半分以上の人は、資産形成に回せるのは月に5万円未満です。

一歩で、「30万円以上」という人も3.5%いるので、全体の平均額は「8.5万円」になります。

出典:ジブラルタル生命

20代でも平均8万円以上を資産形成に向けている

資産形成に向けている平均金額を年代別に見てみましょう。

20代が「8.1万円」、30代「7.0万円」、40代「8.1万円」、50代「11.0万円」でした。

30代でいったん下がりますが、50代では平均が10万円を超えています。

出典:ジブラルタル生命

22%の人は、お金を貯められないでいる

アンケート結果を見ると、男女年齢を問わず、将来への金銭的な不安が強いことが分かりました。

一方で、22%の人は、資産形成のためにまったく資金を向けられず、お金を貯められないでいます。

給与から天引きにして貯蓄する制度などを利用して、少額でも毎月積み立てることを考えましょう。

積み重なっていく残高が、少しは将来への不安を和らげてくれるかもしれません。

[シニアガイド編集部]