年始の挨拶、「直接会う」が最多。10代の61%は「LINE」
年始の挨拶について2千人にアンケート
調査会社のマクロミルが、「年始の挨拶」についてのアンケート結果を公開しています。
2017年12月に行なわれたインターネット調査には、15歳から69歳の男女2,000人が参加しています。
年始の挨拶は「直接会う」か「年賀状」
同居の家族以外への、2018年の年始の挨拶で一番多いのは「直接会う」でした。
2番目が「年賀状」で、ここまでは全体の4割以上の人が挙げています。
3番目に、物を贈る「お年賀・ギフト」が入っています。
4位に、メッセージソフトの「LINE」が入っています。
「LINE」は「電子メール」よりも多く、「お年賀・ギフト」に迫る勢いです。
年齢が低いほど「LINE」で年始の挨拶
年始の挨拶を「LINE」で行なう人を、年代別に見ると、回答者の年令が高いほどLINEを使う率が低くなります。
10代では「61.4%」がLINEを使う予定ですが、40代では「17.8%」まで大きく減ります。
さらに60代では「9.5%」と、1割を切ってしまいます。
送る相手が30代ぐらいまでは、LINEでの年始の挨拶はアリですが、40代以上の場合は別の方法を考えても良いでしょう。
年賀状は「習慣」
LINEなどに押されているとはいえ、「年賀状」は全体の4割以上の人が出す予定です。
年賀状の作り方としては「自分で印刷」が60%以上を占めており、プリンターを使った自作年賀状が多いことが分かります。
ハガキ代などを含めた予算は「1,000円~3,000円未満」が一番多く、次が「3,000円~5,000円未満」です。
「年賀状を送る理由」としては「以前からの習慣でなんとなく」が多く、50%を超えています。
2番目が「礼儀だと思うから」、3番目は「相手から送られてくるから」で、慣習として根付いていることがうかがえます。
今年は年賀状の料金に注意
なお、アンケート結果から離れますが、2018年の年賀はがきの料金については、例年とは異なった注意が必要です。
現在、「通常はがき」の場合、料金は52円から62円へと値上げされています。
しかし、「年賀はがき」については、「2017年12月15日から2018年1月7日」に限り、従来通り52円で出せます。
つまり、来年の1月7日を過ぎて年賀状を出す場合は、追加分の10円切手を買ってハガキに貼る必要があるのです。
また、プリンター用紙などを使った「私製ハガキ」の場合は、ハガキの見やすい位置に「年賀」と赤く大きく書く必要があります。これを忘れると、期間内であっても「62円」となります。
料金が不足していると、受け取った相手に負担や迷惑をかける場合があります。
特に、年明けの仕事始めの日に受け取った仕事関連の年賀状への返信は、期間ギリギリになります。出していなかった人への返信は早めにしましょう。