家を買った独身女性の3割は「老後の安心」が目的

[2017/12/27 00:00]

家を買った独身男女へのアンケート

カーディフ生命保険会社が、「住宅を購入した未婚男女の意識調査」の結果を公開しています。

このアンケートは、住宅を購入した経験があり、結婚した経験がない人を対象としています。

2017年10月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳から59歳の男女2,196人が回答しています。

女性は「老後の安心のため」に家を買う

「住宅を購入した理由」は、男女間で大きな違いがありました。

男性は「マイホームを持ちたかったから」が一番になりました。

2位は、「家賃を払い続けるのがもったいないから」ですが、1位との差は開いています。

女性は「家賃を払い続けるのがもったいないから」が一番になりました。

そして、ほとんど差がなく「老後の安心のため」と「マイホームを持ちたかったから」が並んでいます。

「老後の安心のため」は、女性では36.5%が挙げていますが、男性は19.9%に留まっています。

極端に言えば、男性は「プライド」のため、女性は「安心」のために家を買う傾向があると言えるでしょう。

出典:カーディフ生命保険会社

「3LDK」を買う男性、「2LDK」が多い女性

「購入した住宅の間取り」にも、大きな男女差があります。

男性は「3LDK」以上の人が66.8%を占めます。

一方、女性は「2LDK」以下の人が57.3%を占めます。

さらに、「4LDK」を買う男性は22.0%いますが、女性は6.8%に留まっています。

男性は、子供ができても住み続けられる余裕のある間取りを、女性は現状に即した程の良い間取りを好むことが分かります。

出典:カーディフ生命保険会社
出典:カーディフ生命保険会社

女性は年収が少なめでも購入を決断する

「住宅を購入した時点での年収」にも、男女の違いが表れています。

マイホームを購入した時点での年収は、男女とも「400万円~600万円」が一番多くなっています。

しかし、「400万円未満」を見ると、女性は32.3%いますが、男性は24.5%しかいません。

女性の方が、年収が低い状態でも、マイホーム購入に踏み切っていることが分かります。

出典:カーディフ生命保険会社

女性の方がマイホームを楽しんでいる

「マイホーム購入後の気持ちや行動の変化」では、ほとんどの項目で女性の方がポジティブな回答をしています。

例えば、「ずっと住み続けられるという安心感が得られた」という回答は、女性が80.5%、男性が71.4%でした。

特に「家具・インテリアにこだわるようになった」は男女差が大きく、女性は62.3%ですが、男性は41.2%しかいません。

どうやら、女性の方が、購入したマイホームを楽しむことに長けているようです。

出典:カーディフ生命保険会社
[シニアガイド編集部]