家を買った独身女性の3割は「老後の安心」が目的
家を買った独身男女へのアンケート
カーディフ生命保険会社が、「住宅を購入した未婚男女の意識調査」の結果を公開しています。
このアンケートは、住宅を購入した経験があり、結婚した経験がない人を対象としています。
2017年10月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳から59歳の男女2,196人が回答しています。
女性は「老後の安心のため」に家を買う
「住宅を購入した理由」は、男女間で大きな違いがありました。
男性は「マイホームを持ちたかったから」が一番になりました。
2位は、「家賃を払い続けるのがもったいないから」ですが、1位との差は開いています。
女性は「家賃を払い続けるのがもったいないから」が一番になりました。
そして、ほとんど差がなく「老後の安心のため」と「マイホームを持ちたかったから」が並んでいます。
「老後の安心のため」は、女性では36.5%が挙げていますが、男性は19.9%に留まっています。
極端に言えば、男性は「プライド」のため、女性は「安心」のために家を買う傾向があると言えるでしょう。
「3LDK」を買う男性、「2LDK」が多い女性
「購入した住宅の間取り」にも、大きな男女差があります。
男性は「3LDK」以上の人が66.8%を占めます。
一方、女性は「2LDK」以下の人が57.3%を占めます。
さらに、「4LDK」を買う男性は22.0%いますが、女性は6.8%に留まっています。
男性は、子供ができても住み続けられる余裕のある間取りを、女性は現状に即した程の良い間取りを好むことが分かります。
女性は年収が少なめでも購入を決断する
「住宅を購入した時点での年収」にも、男女の違いが表れています。
マイホームを購入した時点での年収は、男女とも「400万円~600万円」が一番多くなっています。
しかし、「400万円未満」を見ると、女性は32.3%いますが、男性は24.5%しかいません。
女性の方が、年収が低い状態でも、マイホーム購入に踏み切っていることが分かります。
女性の方がマイホームを楽しんでいる
「マイホーム購入後の気持ちや行動の変化」では、ほとんどの項目で女性の方がポジティブな回答をしています。
例えば、「ずっと住み続けられるという安心感が得られた」という回答は、女性が80.5%、男性が71.4%でした。
特に「家具・インテリアにこだわるようになった」は男女差が大きく、女性は62.3%ですが、男性は41.2%しかいません。
どうやら、女性の方が、購入したマイホームを楽しむことに長けているようです。