地方で働くときに妥協できるのは「仕事」、できないのは「家族との時間」
地方で働くことについてのアンケート
ミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」が、「地方で働くこと」についてのアンケート結果を公開しています。
2017年12月にインターネットで行なわれたアンケートには、サイトを利用している35歳以上のユーザー2,372名が回答しています。
興味がある人は「58%」
地方で働くことに興味がある人は、58%でした。
興味がある人の多くは、「具体的に働きたいエリア」があります。
一番多いのは「九州/沖縄」で、24%を占めています。
以下、「北信越」「東海」「東北」が、10%前後で続きます。
「九州/沖縄」エリアを選んだ人からは、北九州は自動車メーカー、半導体メーカー、他製造業が盛ん。今後更なる規模の拡大が期待できる」(44歳男性)などのコメントが寄せられています。
地方に行く理由は「やりたいことができる」と「プライベートな時間」
「地方で働くことで実現したいこと」という質問に対しては、「やりたいことを形にできる環境作り」と「プライベート(家族と)の時間を多く作りたい」という回答が多くなっています。
「地域活性化」などの名目も挙がっていますが、それよりも自分自身の働きがいやプライベートの問題解決の方が優先なのが本音でしょう。
お金と勤め先の確保が心配
「地方で働く上で、不安や懸念」では、「給与減少の可能性がある」と「働き口が少なく、転職先が見つからなそう」が、圧倒的に多くなっています。
お金と勤め先が確保できるかどうかが、地方で働く最大の不安なのです。
家族との時間や安全は妥協できない
最後に「地方で働くにあたり、妥協可能な条件」を聞いています。
回答率が高く、妥協できると考えている条件は「給与の減少」「役職/ポジション」「交通の利便性」が挙がっています。
仕事内容や交通の不便さは、我慢できるということでしょう。
一方、回答率が低く、妥協できない条件になっているのは、「家族との同居」「医療関係の充実度」「子育てのしやすさ」が挙がっています。
地方に移住して働くからには、家族との時間ができることや、家族の安全は妥協できないポイントであるということでしょう。