60代を過ぎると、「血圧が高め」と指摘される人が8割を超える
40代以上に聞いた「血圧アンケート」
オレンジページの会員組織「オレンジページくらし予報」が、「血圧についてのアンケート」結果を公開しています。
2017年12月に行なわれたインターネットアンケートには、40歳以上の男女750人が回答しています。
年代が上がると「高血圧」の人が増える
まず、「健康診断などで、血圧について指摘された経験があるか」と質問しています。
「血圧が高め」と指摘された人は、年代が上がるにつれて増えており、60代では80%を超えます。
一方、「血圧が低め」と指摘された人は、年代が上がるにつれて減って行きます。
血圧計を持っていても利用している人は半分ぐらい
血圧管理には、家庭用血圧計が欠かせません。
血圧について指摘された経験がある人は、血圧計を持っている率が高く、40代でも50%、60代以上になると90%以上の人が所有しています。
しかし、定期的に測定している人は、40代では23%、60代以上でも40%に留まっています。
せっかく血圧計を持っていても、それを使う習慣が身についている人は、半分ぐらいと見て良いでしょう。
食事や運動で気をつけている内容
「血圧が高め」という指摘を受けて、「食事に気をつけている」と回答した人に、その内容を聞いています。
上位3つは、次の順位でした。
- 「野菜を多くとるようにしている」77.6%
- 「塩分量を控えて料理している」70.3%
- 「麺類の汁は飲まないようにしている」57.2%
同じように、「血圧が高め」という指摘を受けて、「運動をしている」と回答した人に内容を聞いています。
上位3つは、次の順位でした。
- 「ウォーキング」67.2%
- 「ストレッチ・エクササイズ」29.9%
- 「筋力トレーニング」26.9%
これ以外では、ジョギング、ヨガ、ラジオ体操、サイクリングなどが上がっています。
運動する習慣を身につけるのは難しい
「血圧が高め」と指摘された60代では、80%以上の人が「食事に気をつけている」と回答しています。
しかし、「運動をしている」と回答した人は50%しかいません。
高血圧という指摘を受けても、運動習慣を生活に取り入れるのは、食事を見直す以上にハードルが高いことが分かります。
血圧の管理には、生活習慣の改善が欠かせません。
食事に気を配るとの同様に、毎日、身体を動かすことを心がけましょう。