自分史で語るテーマ。男性は「仕事」、女性は「家族」

[2018/4/18 00:00]
「親の雑誌」 出典:こころみ

雑誌の形をした「自分史」

親のための自分史サービス「親の雑誌」を制作している「こころみ」が、自分史の中で語られているテーマについて発表しています。

「親の雑誌」は、親へのインタビューをもとにして、その人をテーマにした雑誌を制作するサービスです。フルカラーで20ページの雑誌は、基本は5部制作され、増刷も可能です。

自分史が欲しいが、自分で書くのは難しいというニーズに応えたサービスの1つです。

今回の発表では、過去に制作した600人以上から、任意に100人を選び、インタビューの文章量を数えています。

男性は「仕事」がテーマ

男性がインタビューで語るテーマで、一番多いのは「仕事」です。

次が「生い立ち」で、「学生時代」「配偶者」「家族(子/孫/家)」と続きます。

女性は「家族」がテーマ

一方、女性がインタビューで語るテーマで、一番多いのは「家族(子/孫/家)」です。

二番目から四番目は男性と同じで、「生い立ち」「学生時代」「配偶者」と続きます。

語りたいことを知って、会話を導き出す

インタビューで語られるテーマには、大きな男女差があります。

男性は「仕事」が1位で、「家族(子/孫/家)」が5位です。

女性は「家族(子/孫/家)」が1位で、「仕事」は5位と、入れ替わります。

それぞれの人生における「仕事」と「家族」の関係が、良く表れていると言えるでしょう。

また、男性は「家族(子/孫/家)」よりも「配偶者」について語ることが多く、女性は「配偶者」よりも「家族(子/孫/家)」のことが多いのも特徴です。

このような男女差を知っていると、帰省などの際に、親の話し相手になってあげるときに役に立つでしょう。

本人が語りたいことをうまく導き出して、話を聞いてあげることが、一番の親孝行なのですから。

出典:こころみ
[シニアガイド編集部]