泥棒に入られた経験がある人が実行している防犯対策
泥棒に入られた経験がある人が1割もいた
不動産売却一括査定サイト「スマイ スター」が、「防犯対策」のアンケート結果を公開しています。
2018年2月から3月にかけて行なわれたインターネットアンケートには751人が回答しています。
ここでは、そのうち、一戸建て住宅に住んでおり、実際に泥棒の被害に遭ったことがある人の回答に絞って紹介しましょう。
なお、一戸建て住宅に住んでいる回答者は595人で、そのうちの9.7%にあたる「58人」が泥棒の被害に遭っています。
泥棒の侵入経路は「窓」
泥棒が侵入した経路は、「窓」が多く、半分以上を占めています。
次が「玄関」で、三番目は「勝手口」です。
つまり、泥棒も人が普通に出入りする場所から、入ってくるのです。
防犯対策をしている人は「7割」
「自宅の防犯対策をしているか」という質問に、「している」という回答は7割でした。
盗難に遭った経験があっても、3割の人は防犯対策をしていません。
一番多い防犯対策は「戸締まりの強化」
防犯対策の内容を見ると、「戸締まりの強化」が一番多くなっています。
以下、「近所と仲良くする」「在宅時でも玄関を施錠する」と続きます。
ここまでは、心構えや注意の強化などによる防犯対策が多くなっています。
物理的な防犯対策としては、「センサーライトを設置する」「玄関/窓を二重ロックにする」「モニター付きインターフォンを設置する」などが行なわれています。
なお、回答にある「警備会社のステッカーを貼付した」というのは、警備会社のホームセキュリティサービスに加入したのではなく、市販されている「防犯システム稼働中」「監視カメラ作動中」など、一見、警備会社のものに見える防犯ステッカーを貼っているのでしょう。
泥棒に対する心理的な効果を狙った方法と言えます。
「鍵をかける」ことから始めよう
警察庁による空き巣などの「侵入犯罪」の手口を見ると、やはり「窓」を侵入経路とする例が多くなっています。
しかも、一番多いのは「鍵がかかっていない窓」からの侵入で、「ガラスを破っての侵入」よりも多くなっています。
一戸建て住宅の防犯対策は、「窓」や「玄関」に鍵をかけるところから始めましょう。