用意できている防災用品は「懐中電灯」、必要だと思うのは「簡易トイレ」
自然災害に関するアンケート
子育て・育児支援のポータルサイト「こそだて」が、自然災害に対するアンケートの結果を公開しています。
2018年3月から5月にかけて行なわれたインターネットアンケートには、全国の男女309人が回答しています。
一番怖いのは「地震」
「日頃から何か自然災害を意識していますか」という質問に対して、一番多いのは「地震」でした。
8割以上の回答者が「地震」を挙げています。
2番めは「台風」ですが、挙げている人は2割もいません。
さらに、3番目は「特に意識していない」で、水害、津波、大雪、火山、雪崩、山崩れなどを上回りました。
「懐中電灯」は用意している人が多い
「災害に備えて準備している物」の1位は「懐中電灯」でした。
2位の「水」、3位の「マスク」、4位の「電池」までは、5割を超える人が用意しています。
用意しなければと思いながら用意できない「簡易トイレ」
一方、「準備していないけれど、必要だと思う物」の1位は「簡易トイレ」でした。
2位に「長期保存できる食料」、3位は「水」、4位に「ヘルメット」が入ります。
「水」を除くと、「準備しているもの」とは、かなり顔ぶれが変わります。
「簡易トイレ」を用意している人は25%に留まっており、必要だと思っていても、準備していない防災用品の代表と言えるでしょう。
防災用品のメンテナンスも忘れずに
アンケートの回答を見ると、意外と多くの人が「懐中電灯」など、最低限の防災用品は準備しているようです。
「東日本大震災」や「熊本地震」などをきっかけとして準備した人が多いのかもしれません。
防災用品で大事なのは、いつでも使えるようにしておくことです。
懐中電灯の電池、水、食品などは、いずれも使用できる期限があります。
自分の印象に残っている震災が起きた日などをきっかけとして、防災用品の使用期限をチェックしましょう。
また、水や食料などについては、長期保存できるものを別に用意するのではなく、普段から使うものを少しだけ多く備蓄しておく、ローリングストック法で備えると、いつも新しい食料や水を備蓄しておくことができます。