高い防災セットを買わずに、自分で準備できる防災用品リスト4選
防災用品は自分に合わせて準備しよう
大きな震災があると、高価なセットの防災用品の広告がメディアをにぎわせます。しかし、防災用品のほとんどは日常製品なので、基準となるリストされあれば、日常生活の道具を利用して、安価に自分で準備することができます。
自分で準備したハンドメイドの防災セットは、必要に応じて要不要を判断したり、量を調整することができるのも利点です。
防災用品は、あれもこれもと考えすぎると、量が増えてしまいます。ここでは、できるだけシンプルで最低限の必要性を満たせるリストを4つ選びました。
減災グッズチェックリスト(人と防災未来センター)
http://www.dri.ne.jp/utility/utility_checklist
阪神淡路大震災をきっかけに設立された「人と防災未来センター」のスタッフとボランティアによって作成された防災用品のリストです。
PDF形式で、いつも持ち歩く0次、家庭や勤務先用の1次、ストック用の2次の3段階の備えについて、防災用品がリストアップされています。防災の専門家が参加しているため、リストのバランスが良く、とくに0次と1次については、むやみに品目をふやしていないのが特徴です。
日本語だけではなく、英語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、韓国語の4カ国語版が用意されています。そのままの状態であれば、自由に再配布できるので、職場や学校、地域の防災組織などの利用に向いています。
防災グッズリストダウンロード (NHK)
http://www.nhk.or.jp/sonae/goods/index.html
NHKが制作した、災害に備えた携帯マニュアルと、防災用品リストがPDFファイルで用意されています。防災用品リストは、「家庭用」「外出時用」「会社用」の3つが用意されています。
印刷して持ち歩いたり、アイロンプリントを利用してトートバッグに印刷することを想定しているので、同じ内容で複数の色が用意されているのが特徴です。
一番少ない「会社用」では、10品目に絞られており、シンプルでツボを押さえたリストになっています。
大切なあの人に贈る。「いつも」の品で「もしも」の備え。 (無印良品)
http://www.muji.net/store/campaign/detail/C11081901
10の状況に応じて、容器と内容を組み合わせた防災セットを提案しています。
小さなバッグから、大きな収納ボックスまで、状況に応じて柔軟に容器を選んでいるのが特徴です。ストッカーやスーツケースを利用している例もあります。
防災用品セットは、こういうものだという思い込みを捨てて、自分に合わせて準備すれば良いのだということを教えてくれる優れたリストです。
東京防災(東京都)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/index.html
東京都が公開している防災ハンドブック「東京防災」のホームページです。
名前に東京とついていますが、全国で役に立つ防災知識が詰め込まれています。
PDF版、電子ブック版が用意されており、AmazonのKindleなど電子書店でも無償で配布されています。
また、日本語のほか、英語版、中国語版(簡体字及び繁体字)、韓国語版が用意されています。
事前の準備だけでなく、避難の方法、避難所での生活知識などもあります。
PDF版は、ページ単位になっているので、メールなどで送ることもできます。
防災全般について、とりあえずまとめて読んでおきたいという方にもお勧めします。
【お知らせ】この記事は2019年9月5日に内容を更新しました。