転職後の会社の実態が「期待を下回った人」は68%
[2018/6/1 00:00]
転職経験者が感じたギャップの調査
ミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」が、「転職後のギャップ」についてのアンケート結果を公開しています。
2018年3月に行なわれたインターネットアンケートには、転職経験者712人が回答しています。
「期待を下回った」人の方が多い
「転職前の期待と転職後の実態の差」について聞いています。
「期待を大きく下回る」が35%と多く、「期待を下回る」が33%で続きます。
合わせると、転職前の期待を下回った人は、転職経験者の68%に上ります。
どうやら、転職前の期待は、裏切られることの方が多いようです。
一方、「期待を大きく上回る」は5%、「期待を上回る」は9%しかいません。
給与も大事だが、管理職は部下が大事
「期待を裏切られたポイント」を聞いています。
一番多いのは「給与/年収」でした。
そして、「社員のクオリティ」と「仕事内容」が続きます。
なお、年収が1千万円以上に限ると「社員のクオリティ」が1番になり、「給与/年収」を上回ります。
年収が多い人は、管理職として部下を使う機会が多いので、「社員のクオリティ」に敏感になるのでしょう。
例えば、「入社前に社長や経営層には面接で会っていたが、一緒に働く部下とは入社後に初めて会った。部下の考え方、能力、スピード感が想像していたよりも期待を下回るものだったため、マネジメントする際にかなり苦労した」(37歳男性)などのコメントがありました。
情報収集の不足が原因
「転職後にギャップがあった理由」では、「入社前の情報収集が不足していたため」が多くなっています。
「上場企業の新しくできた子会社であり、親会社のイメージで転職してしまった」(50歳男性)などのコメントが寄せられています。
転職時に、その会社のすべてを調べられるわけではありませんが、転職後の会社について「思っていたよりも下回る」と感じている人の方が多いことは覚えておいても良いでしょう。