「還暦」のお祝いは、「還暦」と言わないのがコツ
[2018/6/5 00:25]
還暦を迎えた2千人へのアンケート
PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険)が、60歳を迎える男女2,000人へのアンケート結果を公開しています。
ここでは、「還暦」のお祝いについて紹介しましょう。
「還暦」という実感がない
「還暦」は、長寿を祝う「年祝(としいわい)」の1つで、満60歳を祝います。
2018年に還暦を迎えるのは、1958年(昭和33年)生まれの154万人です。
アンケート回答者の72.7%は、「還暦を迎えるという実感がわかない」としています。
特に、女性は「実感がわかない」という比率が高く、75%を超えています。
自分は「若い」と思っている
では「自分自身は何歳だと実感しているか」と聞くと、精神年齢は「45.6歳」、肉体年齢は「54.5歳」と回答しています。
つまり、実年齢は60歳かもしれないが、自分の精神年齢は15歳も若いと思っているわけです。
「赤いちゃんちゃんこ」はダメ
「自分は還暦だという実感がなく、精神年齢は15歳も下だ」と思っている人に、「還暦おめでとうございます」と善意でお祝いをしても、素直に受け入れてくれるとは限りません。
例えば、還暦のお祝いの定番である「赤いちゃんちゃんこ」について言えば、70%以上の人が「嫌だ、遠慮したい」と回答しています。
旅行か食事が受け入れやすい
では、どんなプレゼントだったら受け入れてもらえるのでしょう。
「一緒に旅行に行く」「食事会を開く」「旅行券を贈る」などが、嬉しいと感じるようです。
「還暦」というキーワードは使わずにお祝いを
還暦という風習が出来た時代に比べると、現在は平均寿命も伸び、60歳まで生きるのは珍しいことではありません。
お祝いをする場合は、「還暦」というキーワードを避け、「お誕生日だから、一緒にお食事でもしませんか」などと、さりげなくお誘いすると良いでしょう。