「終活」を実行している人は8%。「するつもりはない」が57%
[2018/6/9 00:00]
41歳以上の1,500人に聞いた「終活」
仏事関連総合サービスのメモリアルアートの大野屋が、「終活の意識調査」の結果を公開しています。
2018年5月に行なわれたインターネットアンケートには、41歳以上90歳以下の1,509人が回答しています。
ここでは、実際に終活をしている人に限って紹介しましょう。
終活を実行している人は「8%」
回答者のうち、「現在、終活をしている」という人は「8%」だけでした。
「終活」という言葉は知っていても、実際に行動に移している人は少ないことが分かります。
一番多いのは「するつもりはない」で57%もいます。
また、「したいと思っているが、まだ何もしていない」という人も36%います。
一番多いのは「身の回りの整理」
では、実際に終活をしている人は、具体的にどんな行動をとっているのでしょう。
複数回答ありで、聞いています。
一番多いのは「身の回りの整理」でした。
次が「エンディングノートの記入」です。
以下、葬儀、高齢者住宅、介護、終末期医療などの検討が続きます。
「自分が居なくなったら」と想像する
「終活をしたいと思っているが、まだ何もしていない」という人の多くは、具体的に、どんな行動をとったら「終活」になるのかわからない人もいるでしょう。
実際に「終活をしている」人の行動を見ると、「身の回りの整理」という、ごく普通のことが一番多くなっています。
「終活」だからと言って、特別なことをする必要はありません。
「身の回りの整理」にしても、「自分が居なくなったら、この部屋にあるモノはどうなるのか」と想像することから始まるのでしょう。
「自分が居なくなったら」とか「自分が入院したら」「自分が死んだときは」と考えることができれば、自分に終活が必要かどうか、そして、必要だとすれば何をすれば良いかが、自然と分かってくるものです。