「終活」という言葉を知っている人は87%、始めている人は6%

[2016/10/28 00:00]
遺品の整理に戸惑う家族

調査会社のR&D(リサーチ・アンド・ディベロプメント)は、18~79歳の首都圏の一般生活者を対象にした調査の中から、「終活」に関するデータを公開しています。

「終活」という言葉を知っている人は87%もいる

「終活」という言葉を知っている人は、87.3%と非常に高い結果が出ています。

「終活」という言葉の内容についても、37.0%が知っていると回答しています。

しかし、「すでに終活を行なっている/準備・検討を始めている」という人は6.3%に留まっています。

性別でみると、女性の方が認知率が高く、終活を始めている人も8.2%います。

年代別でみると、男女ともに50歳以降から認知率が上がります。

男女とも、70代になると終活を始めている人が20%を越えます。

「終活」を意識し始めるのが「50代」、実際に手を付け始めるのが「70代」と言えるでしょう。

「終活」という言葉の認知と実施検討状況 出典:R&D

終活とした始めるのは「身の回りの品の整理・処分」

「終活として準備したいこと」は、年代によって差があります。

50歳以上に限ってみると、「身の回りの品の整理・処分をしておく」が多く、81.2%もいます。

2位は「銀行口座や保険の詳細を記しておく」、3位は「延命治療の意思表示をしておく」で、いずれも50%を越えています。

4位は「葬儀・法要の形式の意思表示」でした。

50歳未満に限ると、「脳死での臓器提供の意思表示をしておく」「遺言書を作成しておく」「大切な人にメッセージを残しておく」が多くなっています。

50歳以上では、リアリティの高い実際的なことに関心が高いのに対して、50歳未満では、法律的な知識に基づいたことに目が向いているようです。

50歳以上の場合、自分の親を送った経験を持つ人も多いので、自分の苦労に基づいた実際的な事柄が頭に浮かぶのでしょう。

「終活」として準備したいこと(世代別) 出典:R&D

終活に迷ったら、自分が居なくなったときのことを想像してみよう

この回答にもあるように、「終活」については、いろいろするべきことがあります。

そして、そのうちのどれを優先するかは、その人によって異なります。家族構成や財産の有無なども影響するでしょう。

しかし、基本となるのは「自分が、いまここで倒れたとき、または居なくなったときに、残された人が困らないだろうか」という想像力です。

そう考えれば、「いざというときの連絡先の整理」「通帳や印鑑などの置き場所の統一」「延命治療や脳死移植などへの意思表示」「見られたくないものや使わないものの整理」など、準備しておかなければならないことが見えてくるでしょう。

[シニアガイド編集部]